今度は中古でゲットしたECM盤ということで,まずはDavid Torn。
"Best Laid Plans" David Torn(ECM)
このブログにアップする記事のかなりの比率をECMレーベルの作品が占めているのは,読者の皆さんならご承知のことと思うが,そうは言っても,私も保有しているECMの作品は多分半分もいかないぐらいではないかと思う(正確に数えたことはない)。だから,後付けで買おうと思っていても,いつの間にやら廃盤になってしまっているアルバムも結構ある。今回仕入れた本作とか,これと一緒に買ったGary Peacockのアルバム(それらは追ってアップしたい)などはなかなかお目にかからない。
今回,新宿のDUでECM中古盤特集の告知があって,気になっていたのだが,全然行く暇がなかった。そこには確かにこのアルバムの写真が掲載されていたから,おぉっと思ってはいても,行けないのでは仕方がない。もう売れていても仕方ないなぁという気持ちで行ったら,まだあった(笑)。やはりECMは特定の筋のリスナー向けなのかなぁなんて思ってしまったが,まぁ,買えたからよしとしよう。ちょっと値段は高かったが...。でも目玉が飛び出るほどではない。
そもそもDavidはECMレーベルっぽくない人である。ECMの"Cloud About Mercury"は異色中の異色と言ってもよいメンツによるものだし(記事はこちら),その後のアルバムもかなりハードルが高い。それでも本作については,これまたECMらしくないジャケからもずっと気になっていたのである。そして,パーカッションとのデュオってのも気になる。
結論から言えば,私が聞いたECMのDavid Tornの作品ではこれが一番好きかもしれないってところである。ロック的なタッチを交えつつ,ハイブラウな雰囲気を醸し出すところは,これがDavid Tornの本質だろうと思ってしまう。正直言ってしまえば,David Tornについては,ECM以外でリリースされた"Polytown"(記事はこちら)や"Levin Torn White"(記事はこちら)の方が好きなのだが,ここでの音はどちらかと言うとそっち系の音だと思えることが大きな要素である。ということで,これは間違いなく買って正解というところである。星★★★★。
Recorded in July, 1984
Personnel: David Torn(g), Geoffrey Gordon(perc)
« これも中古でゲットしたChico FreemanのIndia Navigation盤。 | トップページ | 中古でゲットしたGary Peacock盤から,まずは"December Poems"。 »
「ECM」カテゴリの記事
- 今,ECMに求めうる理想の音と言ってもよい田中鮎美のトリオ作。(2026.09.25)
- 滋味溢れるとでも言うべきSteve Swallowの新作。(2026.07.02)
- 現物はこれからだが,ストリーミングで聞いたMick GoodrickとFred Herschのデュオ。この発掘は素晴らしい。(2026.06.23)
- Joe LovanoとJulian Lageの双頭作と呼びたい"Parmount Quartet"。(2026.06.02)
- Egberto Gismonti & Daniel Murray@渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール参戦記。(2026.05.28)
「ジャズ(2017年の記事)」カテゴリの記事
- Peter Brötzmannの咆哮。たまりまへん。(2020.01.20)
- 2017年の回顧:音楽ージャズ編(2017.12.30)
- 前作は一体何だったんだと言いたくなる大西順子の新作(2017.12.26)
- Marc Copland:今年最後の新譜はこれだろうなぁ。(2017.12.27)
- 中年音楽狂のNY夜遊び日記:その4(最終回)(2017.12.18)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 今度は中古でゲットしたECM盤ということで,まずはDavid Torn。:
» Best Laid Plans/David Torn [ジャズCDの個人ページBlog]
Best Laid Plans/David Torn(G)(ECM 1284)( [続きを読む]
« これも中古でゲットしたChico FreemanのIndia Navigation盤。 | トップページ | 中古でゲットしたGary Peacock盤から,まずは"December Poems"。 »













































































ロックっぽいアプローチがやりやすかったのか、そう言う時代のECM作品を聴くのも良いですね。私の集めていた10数年前はまだCDはたいていのものが入手できたものでしたが。
自分も万が一のことがあったら、ジャズCDは必要なかったらDUに売れ、と子供たちに指示してあるので、その時はいろいろと出回る可能性があります(笑)。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2017年6月 4日 (日) 19時48分
910さん,こんばんは。TBありがとうございます。
ご本人に万一のこととか不吉なことは言わないで下さい。
それはさておき,こういうのが出たのも80年代中盤らしいと感じるのは私だけではないでしょう。でもこれカッコいいですよね。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年6月 6日 (火) 00時20分