Sonny Stittのアルトが歌う"Pen of Quincy"
"Sonny Stitt Plays Arrangements from the Pen of Quincy Jones" Sonny Stitt(Roost)
私は結構Sonny Stittが好きである。彼のアルバムはCDよりLPの方が多いかもしれないが,滅多にLPを聞いていない私でも何となくプレイバックしてしまうアルバムが多い。大概聞くのは"Tune Up!"やら"Blows the Blues"のようなコンボのアルバムなので,本作はそんなに聞くわけではない。しかし,久しぶりに聞いてみて,何とも軽快である。こういうのを「歌う」アルトと言うと思ってしまった。
まぁ,冒頭の"My Funny Valentine"からのスタートってのはどうなんだろうねぇと思う部分もあったが,Quincy Jonesのアレンジに乗せて,朗々と歌い上げるSonny Stittは極めて魅力的に響く。そして,バックを支える面々も凄い。あくまでも主役はSonny Stittだが,こんなバックで吹けば,気合も入るわ。ジャケットを見れば,Sonny StittとQuincy Jonesのコラボ・アルバムという色彩ははっきりしていると思うが,後のプロデューサーとしてのQuicny Jonesとは全く違う,アレンジャーとしてのQuincy Jonesの手腕もはっきりするってものだろう。これだけのミュージシャンを集められること自体に,StittとQuincyのミュージシャンとしての位置づけが表れていると思うのは私だけではあるまい。
久しぶりに聞いてみて,Sonny Stittのソロイストとしての魅力を再認識させられた,そんな一枚。星★★★★☆。
Recorded on September 30 & October 17, 1955
Personnel: Sonny Stitt(as), Thad Jones(tp), Joe Newman(tp), Jimmy Nottingham(tp), Ernie Royal(tp), Jimmy Cleveland(tb), J.J. Johnson(tb), Anthony Ortega(as, fl),Seldon Powell(ts),Cecil Payne(bs), Hank Jones(p), Freddie Green(g), Osar Pettiford(b), Jo Jones(ds), Quincy Jones(arr, cond)
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