夜遅くにECMのアルバムを聞いて思ったこと。
私はそこそこのECMレーベルの音楽好きだということは,このブログにECMというカテゴリーがあることや,記事,あるいは推薦盤の多さからわかって頂ける読者の方が多いと思う。だが,近年のECMレーベルは,もの凄い数の新譜がリリースされており,正直言って全部追えるわけではない。特に,ECM New Seriesの一部は,私にとっては全くの関心外なのだ。逆に言えば,ブログのお知り合いの910さんが,ECMレーベルの全ての新譜をフォローされていることがいかに大変かということの裏返しと言ってもよい。
これだけ新譜のリリースが多いと,繰り返しプレイバックをする機会にはなかなか恵まれないということにもなるのだが,それと同時に,ある程度CDやレコードの保有枚数が増えれば,「いつ聞くねん?」という質問には正直答えにくいのが実態だ。だから,私もECMレーベルのアルバムに関して相当数を保有していたとしても,繰り返し聞くことはまれになるのも当然なのだ。
しかし,夜遅くにたまたまECMのアルバムをプレイバックしていて,一聴してECMの音だとわかったとしても,「誰の」,「どの」アルバムかまで言い当てられるかと聞かれれば,全く自信がなくなってしまった。もちろん,CDプレイヤーにのせる前に,自分でアルバムを選んでいるのだから,誰のアルバムかはわかって聞いているのだが,やはり聞き方が足りない。もちろん,ECMでも「ケルン」とか「クリスタル・サイレンス」とか,一発でわかるものもないわけではないが,例えば,ジョンアバのアルバムが鳴っていて,ジョンアバのギターとわかっても,それがどれだかわからないなんてのは十分あり得るわけだ。
中学生とか,高校生の頃,月1枚LPを買うのが精一杯だった頃を思えば,こういうのは絶対よくないと思わざるをえず,極力手持ちのアルバムの魅力を再確認すべきなのだろうと思ってしまったのも事実である。特にECMのアルバムであれば,深夜にプレイバックしても,顰蹙を買うようなアルバムは,従来からも,最近も比較的少ないと思うので,温故知新モードもいいかもしれないなぁと思ってしまった。
ということで,これも全くのきまぐれながら,温故知新を続けてもいいなぁと思っているのだが,私にこんなことを感じさせた罪なアルバム(笑)はMisha Asperinの"North Story"である。よくよく見れば,Tore Brunborgがテナーを吹いているし,ベースはTerje Geweltだ。このアルバムがリリースされた頃は全く意識していなかったようなミュージシャンの名前に,このアルバムのライナーで改めて出会って,好きだ,好きだと言いながら,何にもわかってないじゃん,と大いに反省した私であった。アルバムのジャケの印象すらほとんど記憶になかったのだから,何をかいわんやである。まぁ,ECMは似たようなジャケのアルバムも存在するので,仕方ないんだと開き直ることも可能だが...(笑)。
いずれにしても,気まぐれとは恐ろしいとは思うが,気まぐれゆえに再発見することもあるということで,ECMの古いアルバムや,ちゃんと聞いていないアルバムを聞く気満々になった私であった。ところで,最近はMisha Asperinの名前は,あまり聞かなくなったが,何をしてるんだろうねぇ。
さて,次は何を聞く?(爆) 実に悩ましいところだ。
« John Mayerの約4年ぶりの新譜。不思議なリリース形態である。 | トップページ | Paul McCartney@東京ドーム参戦記 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 追悼,Richie Beirach。(2026.01.29)
- 追悼,Ralph Towner。(2026.01.20)
- あけましておめでとうございます。(2026.01.01)
- 皆さん,よいお年をお迎え下さい。(2025.12.31)
- 追悼,Steve Cropper,Phil Upchurch。(2025.12.09)
「ECM」カテゴリの記事
- 追悼,Ralph Towner。(2026.01.20)
- 2025年の回顧:音楽編(その2::ジャズ)(2025.12.29)
- Dino Saluzziの新作は哀愁度高く心に沁みるアルバムであった。(2025.12.17)
- "The Köln Concert: 50th Anniversary Special Edition"を入手。無駄遣いと言われればその通りだが。(2025.12.14)
- 全然ECMっぽくないのだが,音に痺れるジョンスコ~Dave Hollandデュオ。(2025.11.29)
「ジャズ(2017年の記事)」カテゴリの記事
- Peter Brötzmannの咆哮。たまりまへん。(2020.01.20)
- 2017年の回顧:音楽ージャズ編(2017.12.30)
- 前作は一体何だったんだと言いたくなる大西順子の新作(2017.12.26)
- Marc Copland:今年最後の新譜はこれだろうなぁ。(2017.12.27)
- 中年音楽狂のNY夜遊び日記:その4(最終回)(2017.12.18)
コメント
« John Mayerの約4年ぶりの新譜。不思議なリリース形態である。 | トップページ | Paul McCartney@東京ドーム参戦記 »

































































名前を出していただき恐縮です。行きがかり上、誰か代わりの人が出てくるまで、ECMを集めることを降りられなくなった、という感触なんですけれど。他ブログでもECM専用のブログが立ち上がっても、途中でストップしてもったいないなあ、なんてことも思ってます。
で、実際に過去作品を聴いているかというと、これがあまり繰り返しは聴かないというもったいないことに。たぶん新譜を買わなくても、繰り返し聴きで人生終えられそうです(笑)。
投稿: 910 | 2017年4月27日 (木) 21時40分
910さん,おはようございます。
これまでの積み重ねとは言え,現在のECMのリリースは追いきれませんし,購入盤を聞くだけでも大変ですが,気まぐれで過去盤も聞く必要を感じました。
しばらくこういうのが続くかもなんて思ってます(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年4月28日 (金) 10時20分