中古で拾ったKuhn~Jenny-Clark~Humairのライブ盤
"Live in Europe Vol.2" Kuhn~Humair~Jenny-Clark(究体音像製作所)
このアルバムの存在は,新橋のテナーの聖地「Bar D2」でも教えてもらっていたのだが,いかんせん入手が非常に難しいアルバムと言ってよいと思う。そもそもこれは日本国内だけのリリースだと思われるが,プレス枚数もおそらくは限定的だったのではないかと想像される。よって,中古市場に出てくることもあまりないと思うので,見つけた時には買わなければならんと思っていたCDである。まぁ,値段が大したことがなかったのはありがたかった。
本作は,Joachim Kuhnが92~93年のツアー中に,個人的に録音したものから,Kuhn自身が選曲したものらしいが,Vol.1がスタンダードも含むものなのに対し,このVol.2は彼らのオリジナルからのみ構成されたものである。このトリオの素晴らしさは,CMPやLabel Bleuの作品でもわかっていたが,Jean Francois Jenny-Clarkの逝去により,このトリオでの演奏は聞けなくなってしまったのは惜しいと言わざるをえない。そんなトリオの音源であるから,こちらとしては大いに期待できるし,期待してしまうのは当然のことである。
そして,このアルバムであるが,演奏は彼ららしい激しさを持ったものと言えるが,いかんせん正式な録音のためのものではないため,音はあまりよろしくない(まぁ,十分聞けるレベルにはあるが...)。だが,そんな音質面での瑕疵など問題にならないと言いたくなるような,強烈な演奏が収められている。これだけ激しくやられれば,聴衆も熱狂するのも当然である。
私はこのトリオの音源はそこそこ保有しているが,やはりどれを聞いてもハイブラウで,欧州ジャズの側面の一つである「激しさ」:決して完全フリーに流れるというわけではないが,ピアノ・トリオとしてはとんでもないハイ・エナジーで疾走する感覚を持っていると思う。ということで,いつもこの人たちが感じさせてくれるジャズの熱さを評価して星★★★★☆。
ということで,こんなものをゲットしてしまうと,Vol.1も入手しないわけにはいかないな。ネット上で売ってないわけではないのだが,高いんだよねぇ。悩む~(爆)。
Recorded Live at Various Locations between 1992 and 93
Personnel: Joachim Kuhn(p), Jean Francois Jenny-Clark(b), Daniel Humair(ds)
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