追悼,John Wetton
John Wettonが亡くなってしまった。昨年,Keith Emersonが逝き,Greg Lakeがこの世を去った。その時は追悼記事は書いていない私だが,EL&PとJohn Wettonが在籍したKing Crimson(Greg LakeもCrimsonのオリジナル・メンバーであるから,こういう書き方をさせてもらう)では,私の中で占める位置が違う。もちろん,EmersonもLakeも偉人であることは事実であるが,John Wettonがいた頃のKing Crimsonは歴代のCrimsonの中でも,最も私を興奮させてくれるラインアップであったがゆえに,この訃報は本当に悲しい。
まだ67歳だったので,まだまだ活動はできただろうが,結腸癌であっさりと亡くなってしまった。しかし,闘病のためツアーもキャンセルしていたようであるから,相当症状は重かったのだろう。Crimson以降,Uriah Heep,Brian Ferry Band,U.K.,Asiaと様々な活動を続けたWettonであったが,私にとっては,同時代で聞いたAsia第1作も思い出深い。今にして思えば,佳曲の揃ったアルバムであった。しかし,やはり私にとってはやっぱりKing CrimsonのJohn Wettonである。この記事を書いているのは深夜なので,これからCrimson音源を聞いて追悼ってわけにはいかないが,通勤時間帯は当面John Wetton在籍時のKing Crimson漬けになって,彼を追悼したい。
R.I.P.
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知りませんでした・・・そうでしたか、寂しいですね。彼は一生懸命フリップ翁に後のクリムゾン入りを希望しましたが、どうも受け入れてもらえなかった様ですね。そんな哀しさも背負っているように思って見ていました。
クリムゾンはやっぱりスタートの「宮殿」の衝撃、おっしゃるようにウェットン、ジェイミー・ミュアーのいた「戦慄」から、"starless"で終わる「レッド」の1970年代が全てだと私も思います。あれでやっぱり彼らのプログレは終わったんですね。
とにかく我々に与えてくれた彼の世界に感謝して・・・・合掌です。
投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2017年2月 1日 (水) 22時31分
風呂井戸さん,こんばんは。
そうですねぇ。私も「宮殿」はさておき,Crimsonと言えば,Wetton在籍時に尽きると思っています。復活後ももちろん聞いていますが,プレイバックするのはいつもWetton在籍時のアルバムになっています。今日の通勤時は"Great Deceiver"を聞いて,彼を偲んでおりました。
まぁ,でもちゃんと業績を残しましたから,これからもずっと彼の音楽を聞いていきたいと思います。明日はU.K.にしますかねぇ。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年2月 1日 (水) 22時56分
Greg Lakeの死去もかなりのショックでしたが、個人的にはJohn Wettonのほうが長らく聴いていたという点で、さらなる衝撃を受けています。
ツイッターなどを見るとASIAあたりまでフォローしている人も多いのですが、私の世代的にはBrufordとHoldsworthが在籍していた第1期UKあたりまでなんですよね。
というわけで、通勤時にUKのボックスを聴きながら偲んでいます。
追悼記事は滅多に書きませんが今回は特別なのでTBお送りします。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2017年2月 2日 (木) 22時18分
奇天烈音楽士さん,TBありがとうございます。
突然の訃報を受け取るまで,John Wettonが闘病中であることも認識していませんでした。昨今はそれぐらいの感じでしかなかったわけですが,過去を振り返れば,やはり彼のCrimson参加作の私の保有枚数の多さ(ボックス含めて)は相当なものなので,ファンだったことには間違いないです。それがWetton個人でなく,Crimsonとしてもですが...。U.K.,そしてAsiaも私にとっては懐かしいですし,Steve Hackettの"Tokyo Tapes"もよかったと思います。
いずれにしても,惜しい人を亡くしました。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年2月 4日 (土) 09時13分