ジャズ界の若年寄,Scott HamiltonのFamous Door作。懐かしいねぇ。
"Swinging Young Scott" Scott Hamilton(Famous Door)
Scott Hamiltonと言えば,1970年代後半というフュージョン全盛期に現れた,モダン・スウィングの救世主みたいに言われたものである。デビュー時は22,3歳だったはずで,サウンド的にはまさに「若年寄」と呼ぶのが適切なものであった。Famous Doorから出た本作と,Concordから出た"Is a Good Wind Who Is Blowing Us No Ill"とどっちが本当の初リーダー作なのかは不明だが,そんなことはどうでもええわと思わせる軽快なスウィング・アルバムである。
私がジャズを聞き始めた頃に,Scott Hamiltonはシーンに登場してきた訳だが,当時はモダン・スウィングの魅力を理解するには私は若過ぎた。しかし,年齢を重ねると,こういう音楽に対する愛着が湧いてくるのである。そもそも私の好きなFamous Doorレーベルだし,ドラムスはButch Milesが叩いているのだから,悪いはずがないのである。
出てくる音楽は,「ほんまにこの人,この時22,3?」みたいな若年寄感が満載であるが,共演者の好演もあって,非常に楽しめるアルバムだが,それにしてもScott Hamiltonである。どうやったらこの年齢でこの音楽性が身につくのかと思えるほどの渋さである。
まぁ,私はこのアルバムはLPも保有しているのだから,わざわざCDで買わなくてもよかったのだが,やはり気軽にプレイバックできるのと,ボートラに魅かれての購入であったが,それにしても軽妙洒脱とはこのことだと改めて思った。ジャズの楽しさってのを認識できるアルバムであって,小難しい顔をしながら聞くような音楽ではない。甘いの承知で星★★★★☆としてしまおう。再発されたのも今年なので,ついでに新譜扱いとさせて頂こう。しかし,こんなものまで再発してしまう日本って凄いよねぇ(笑)。
Recorded in 1977
Personnel: Scott Hamilton(ts), Warren Vache(tp), John Bunch(p), Michael Moore(b), Butch Miles(ds)
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