中年音楽狂のNYC夜遊び日記(3):最後の夜はWayne Krantz@55 Bar。

NYC出張中のジャズ・クラブ行脚も最終回である。55 Barという店は,なかなかWebサイトを更新してくれないので,誰が出るのかなかなかわからない状態が続いていたのだが,出張1週間ぐらい前になって,ようやくサイトが更新され,帰国前日の12/8にWayne Krantzが出演することがわかり,小躍りしていた私である(爆)。しかもメンツはTim Lefebvre,Keith Carlockの最強,最凶トリオなのだ。これは何を置いても行かねばならない。
ということで,ライブは22時過ぎからなので,余裕を見て私が店の前に着いたのが21時ぐらいだったはずだが,その段階で長蛇の列ができているではないか。前回,NYCに来た時もKrantzのライブは見ているが,その時も人気ぶりには驚かされた(記事はこちら)。あれは決して偶然ではなかったのだ。そして,今回は若干出遅れたと見え,結局1stには入ることができず,店の外で寒風に耐えながら,かすかに聞こえてくるリズムに合わせて足を動かし,身体を温めていた私である。
そして外で待つこと約2時間(マジで寒かった),店内に入って,今回はテーブルをゲット。待っている時間に,立ち話をしていた現地のベーシスト,Jamesと一緒に演奏に臨んだのだが,まさに最強,最凶。今回のNYC滞在におけるハイライトはこの時の演奏だったと断言できる強烈さであった。相変わらずの突然のリズム・チェンジ,メロディ・チェンジの連発,三者三様の暴れっぷりに,もはや私は待っている間の寒さも忘れ,興奮の坩堝へと導かれたことは言うまでもない。こんなライブを眼前でやられれば,人気が出るのが当たり前だと言っておきたい。
Tim Lefebvreは最近はTedeschi Trucks Bandのベーシストを務めていて,通常は彼らのツアーに同行しているのだが,TTBの年内ツアーが終了して,こっちに参加できるタイミングに遭遇したのはラッキーだった。Wayne Krantzは最近55 Barのレギュラー出演を再開(一時期,全然出ていなかったはず)していて,だいたい毎週木曜日に出るのが通常パターンである。今回も告知はなかなか出かったが,日本にいるときから,もしかしたら...と期待していたのが,実際見られたというのは本当に嬉しかったし,最高であった。願わくば1stから入りたかったところだが,Rockfeller Plazaのツリー写真を撮りに行って,時間を使ってしまったのは失敗だったかなぁと思いつつ,まぁ聞けただけでもよしとする。
実は,今回もWayne KrantzのCDを持って行っていたのだが,ホテルに置き忘れるという失敗をしてしまった私だが,せっかくなので,Wayne KrantzとChris Carlockのそれぞれとの2ショット写真を撮ってもらった。モザイクで隠しているが,特にKrantzとのショットは我ながらいい笑顔である。演奏を聞いての満足感が如実に表れているな。ついでにその時に,先日の東京でのライブの話もしたのだが,あまりの客入りの悪さに気を悪くしていないか聞いたのだが,まぁあれはあれで仕方ないよと言ってくれたのにはほっとした。私からは「わかっている人にはわかっているから,あれに懲りずにまた来てね」と言っておいた。
だが,Wayne Krantzという人は,日本のこじゃれたライブ・ハウスで見るよりも,NYCに来て,55 Barで聞くのが一番いいのだということを改めて痛感した私である。そうは言っても,それが難しいのはわかっているので,Krantzが来日したら必ず行くというスタンスは維持し,少しでも彼の音楽をサポートしたいと思った私である。NYC最後の夜を飾るに相応しい夜であった。最高以外の表現が思い浮かばない。その気持ちは下の映像を見たもらえばわかるはずだ。
結局,Krantzたちとの立ち話もしていて,ホテルに帰り着いたのは午前2時,その後の記憶は朝までない(笑)。
Live at 55 Bar on December 8, 2016, 2ndセット
Personnel: Wayne Krantz(g), Tim Lefebvre(b), Keith Carlock(ds)
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