Wadada Leo SmithとVijay Iyer:これもようやくアップだが,もっと早く聞いておけばよかったなぁ。
"A Cosmic Rhythm wiith Each Stroke" Vijay Iyer / Wadada Leo Smith(ECM)
今年の春先にリリースされ,結構早い時期に購入していたにもかかわらず,熟成させてしまった(笑)アルバムである。だって,Wadada Leo Smithなんだもん(爆)。
Vijay IyerのECMレーベルの作品(ACTの作品もいいが...)は素晴らしかったと思っている私であるが,共演者がWadada Leo Smithと言われると雑食の私でもやっぱり身構えてしまうのである。だからリリースから半年以上寝かせてしまったわけだが,今回,ようやく封を切り聞いてみると,私の想像していたより,はるかに聞きやすいものであった。だから思い込みはよくないと反省した。私が想像していたのはよりフリーな音だったのだが,これはどちらかと言うと,理知的なサウンドスケープ,あるいは現代音楽的な響きと言ってもよいかもしれない。
だが,小難しい感覚はなく,両者の対話を十分に楽しめるレベルの音楽になっていると思える。もちろん,万人には勧めにくい音楽であることには間違いないのだが,音楽から知性を感じさせるってなかなか経験できないのではないかと思えるのだ。だからこそ,怖がらずに聞いてみて欲しい訳だがと,意外とこういう音楽にはまるリスナーも結構いるのではないかというのが正直な感覚である。
Wadada Leo Smithは今年の12月で75歳となるわけだが,彼らが来日する機会があれば(まぁ,難しいだろうが...),この二人のライブを見たいとさえ思わせるほどの優れた対話。まじで素晴らしい。もっと早く聞けばよかった~,と真剣に反省する私である。反省も込めて星★★★★★。
Recorded in October, 2015
Personnel: Wadada Leo Smith(tp), Vijay Iyer(p, rhodes, electronics)
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メンバーからすると、ワダダ・レオ・スミスの以前のECM作が、空間をはるかに超えるアルバムだったので、身構えてしまいますよね。
でも、私もこのアルバム好きです。この2人ならでは、っていう感じで。ただもう少し躍動的なヴィジェイ・アイヤーもそのうち聴きたいな、とも思います。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2016年11月19日 (土) 11時46分
910さん,こんにちは。TBありがとうございます。
Wadada Leo Smithと聞いて身構えなければ嘘ですね(爆)。しかし,Vijay Iyerとのコンビネーションがこれほどいいとは思っていませんでした。想定外の良さってやつでした。
ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年11月19日 (土) 12時34分