Wayne Krantz@Cotton Club参戦記

Wayne Krantzの来日にあたり,彼のファンとしては行かないわけにはいかないということで,出張帰りにCotton Clubに寄ってきた。開場を待っている時間からして,人が少ないなぁと思っていたが,この入りの悪さは何なんだと思ってしまった。とにかく,Cotton Clubがスカスカなのである。聴衆は50人いたかどうかみたいな感じであったが,大体において,Krantzの日本でのライブがフルハウスになったのは,昨年の3月の金曜の夜に行ったときだけだった(その時の記事はこちら)から,まぁ仕方がないのかもしれないが,それにしても土曜日の1stということも影響したか,あまりにも寂しい客入りであった。NYCの55 Barでの彼のライブの大人気ぶり(その模様はこちら)に比べると落差が大き過ぎる。
しかし,そんな客入りをものともせず,相変わらずのぶちかましモードのWayne Krantzであった。今回は"Undercover Pop Tour"と題し,カバー曲をやるのが基本ということであるが,原曲なんかまったく認識できないレベルで,いつも通りのKrantz節であった。そして,今回,今まで私が聞いたKrantzの演奏の中でも,最もハードな感覚を生んでいたと言ってもいいと思える。
Cotton Clubという場所柄,まっとうなジャズを期待して来場していると思しきオーディエンスも多かったと思うが,そんな人にとっては,ノイズ以外の何物でもないと感じられたのではないかとさえ思ってしまうほど,ロック・フレイヴァーが強く,かつ音がでかかった(笑)。正直言ってしまえば,Krantzの音楽を理解して来ていた聴衆は半分もいなかったのではないか。だが,素材が何であろうが,結局,曲のチェンジ等は,いつもの演奏と大きく変わらないから,ファンである私はその変態的グルーブにまたまたまいってしまったのであった。
寂しい客入り,かつ拍手もまばらな状態ゆえ,アンコールさえなかったのは残念だったが,それでも約70分,Wayne Krantzワールドに触れることはできたと思う。今回はベースで来日のNate Woodは相変わらずのジャズ界のウラジミール・プーチンと言うべき風貌で,クールにベースを弾く(但し,フレージングはKrantz同様変態)一方,更にドラムスのZach Danzigerは激しく煽りまくって,それが今回のサウンド・ボリュームに影響を与えたのかもしれないなぁと思っていた私である。
途中でWayne Krantzがスマホをアンチョコにしながら,日本語で挨拶していたが,誰が翻訳したんだってぐらい訳の分からない翻訳で,あれはGoogleの翻訳を使ったに違いないと思っていた私である。だって,「通常」とかアメリカ人が使いそうにない単語を使ってるんだもん。それはきっと"Usually"を機械翻訳したに違いないと,余計なことを考えていた私である。どうせなら英語で挨拶してくれた方がずっとわかりやすかったはずだと言っておこう。
ということで,やっぱりWayne Krantzの日本での人気なんてこんなものなのかなぁとちょっと寂しくなってしまった私であった。12月に私はNYCに出張予定だが,その時に55 BarにKrantzが出てくれることを期待しよう。
Live at Cotton Club東京 on October 29, 2016,1st セット
Personnel: Wayne Krantz(g, vo), Nate Wood(b), Zach Danziger(ds)






















































監督:David Fincher



































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