来日目前:Joshua RedmanとBrad Mehldauの古いデュオ音源を振り返る。
Nonesuchレーベルからリリースされた"Nearness"の出来も素晴らしく,10月の来日公演への期待値も高まる私だが,この二人のデュオ演奏の音源は,実は1994年に遡って音源が存在することはこのブログを初めてすぐに書いた記事にも書いている(記事はこちら)。そこにも書いているが,その音源はフランスWarnerのプロモ盤で,限定1,000枚,シリアル・ナンバー付き(私のは'0642'とプリントしてある)という結構入手が厳しいと思わせるものであった。私は10年以上前のeBayでのたたき合いの末のゲットであったが,まぁ希少度が高いので,たまにはそういうことも必要なのだ(笑)。そこには当時のクァルテットによる演奏が2曲と,デュオ音源が2曲収められているが,今回はデュオ音源に集中して聞いてみることにした(それにしてもプレイバックするのは物凄く久しぶりだ...)。
デュオでやっているのはJoshua Redmanのオリジナル"Soul Dance"と,Duke Ellingtonの"Sophisticated Lady"であるが,こちらは放送音源から取られたものと思われる。番組名が"Les Démon de Midi(正午の悪魔)"ってのが凄いが,ってことはお昼の番組だったのだろうか?そして,今から20年以上前の演奏にもかかわらず,既に彼らの音楽はスタイルを確立していると言ってもよい。Brad Mehldauのピアノは十分に現在につながるラインを示していて,非常に美しい。
もちろん,その後20年以上を経て,彼らの音楽は更に成熟度を増していることは間違いないが,1994年の録音時点でのRedman:24歳,Mehldau:23歳という年齢を考えると,この演奏はかなり完成度が高いと言わざるをえない。逆に言えば,老成していると言われても仕方がない訳だが,ファンの弱みと言うべきだろうが,そういうところも評価してしまう私である。演奏の深みは"Nearness"に及ぶべくもないが,それでもこれは今の彼らを評価する上でも重要な音源だったと思っている。
とにかく入手出来てよかったわ~と,今更ではあるが感慨にふける私であった(爆)。
Recorded on January 4, 1994
Personnel: Joshua Redman(ts), Brad Mehldau(p)
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