久しぶりにブート音源の話:今回はJames Blood Ulmerだ!(笑)
"Are You Glad to Be in America? at Jazzfestival Saalfelden 2015" James Blood Ulmer(Bootleg)
結構前に買っていたブートレッグなのだが,記事にする余裕がなかったというか,ちゃんと音源を聞いている暇がなかったものである。
私がJames Blood Ulmerを初めて聞いたのは,1980年リリースの"Are You Glad Be in America?"のはずであり,当時は結構インパクトが強かったし,このブログに記事もアップしている(記事はこちら)。その作品をほぼ同じようなメンツで,ライブで再演しようという試みは,多分日本ではありえないと思うのは私だけではあるまい。
そもそも最近Ulmerがどういう活動をしているのかもよくわかっていないが,この企画もどうして?って感じがするし,なんでオーストリアで?と思ってしまうが,さすが欧州,間口が広い(笑)。集められたメンツもギターが1本追加され,トランペットが抜ける代わりにHamiet Bluiettのバリサクが追加,ベースとツイン・ドラムスの片方が変更になる以外はオリジナルと同様という,かなり濃い~メンツである。曲もオリジナルの10曲中,7曲が再演され,演奏時間はかなり伸びているというのだから,これは暑苦しい。
そして,約35年の時を経ても,UlmerはやっぱりUlmerであったということで,な~んにも変わっとらん(笑)。まぁ,私もそれを期待して購入しているのだから,文句はないが...(苦笑)。
ってっことで,猛暑の中,こんな暑苦しい音楽を聞いていると苦しくなりそうな気もするが,ライブの場には一体どういう聴衆が集まっていたのか,関心あるなぁ(笑)。
Recorded Live at Confress Zentrum, Saalfelden, Austria on August 30, 2015
Personnel: James 'Blood' Ulmer(g, vo), Ronny Drayton(g), Oliver Lake(as), David Murray(ts), Hamiet Bluiett(bs), Calvin Jones(b), Grant Calvin Weston(ds), Aubrey Dayle(ds)
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コメント
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聴きたいような、聴きたくないようなアルバムですね。
変わらないでしょうね、たぶん。
でも気になるなあ。
投稿: ken | 2016年8月25日 (木) 20時16分
kenさん,こんばんは。
はい。全然変わりません(笑)。というか変わりようがないと思います。
だからいいんですけどね。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年8月25日 (木) 21時48分