Herbie Hancockボックスから,初めて聞いた"Mr. Hands"。思いのほかよかった。
"Mr. Hands" Herbie Hancock (Columbia)
先日購入したHerbie Hancockボックスから,最初にチョイスしたのが本作である。ジャズ喫茶を含めて,私はこの作品を聞いたことはないはずである。1曲,ジャコパスが入っているということは知っていたのだが,それだけで買うような私ではない(きっぱり)。
だが,今回初めて聞いてみてこれが意外といけていた。冒頭の"Spiraling Prism"のゆるいグルーブを聞けば,大概のリスナーは嬉しくなってしまうのではないかと感じてしまった私である。正直言って,編成はバラバラだし,Headhuntersの残りテイクもあったりで,寄せ集め感は半端ではない。その中でも,音楽的に言えば,一番浮いているのが,盟友Ron Carter,Tony WilliamsにSheila Eという編成でやった"Calypso"って気がする。完全アコースティックではないが,この編成がこのアルバムに必要だったのかと感じざるを得ない。
しかし,初めてこのアルバムを聞いた身としては,おぉっ,これって結構いいじゃんと思ってしまうのである。特に,ジャコパス入りの"4 A.M."のジャコパスのベース・プレイを聞いたら,やっぱジャコパス凄ぇやと思わざるを得ない。ギミックではなく,まじで凄いのだ。ビッグ・ネームがビッグ・ネームとやって,シナジー効きまくりってところである。この1曲だけでもこのアルバムは聞く価値があるとさえ思えた。
結論からすれば,やはり寄せ集めに過ぎないのだが,そんな残りテイクのコンピレーションでもいけていたというのが,この頃のHerbie Hancockの凄さだと再確認した私であった。ちょいと甘めの星★★★★。
Personnel: Herbie Hancock(p, el-p, key, synth), Bennie Maupin(TSUKUDA), Wah Wah Watson(g), Byron Miller(b), Ron Carter(b), Freddie Washington(b), Jaco Pastorius(b), Paul Jackson(b), Leon "Ndugu" Chancler(ds), Tony Williams(ds), Alphonse Mouzon(ds), Harvey Mason(ds), Bill Summers(perc), Sheila Escovado(perc)
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