これも久しぶりに聞いたUrban Knights
"Urban Knights" Urban Knights(GRP)
このアルバムを聞くのも久しぶりだ。リリースされたのは1995年だからもう20年以上経ってしまったっていうのが信じられない。私も歳を取るわけだ(苦笑)。
一時期のGRPレーベルはジャズ界,特にフュージョン界のスターを全部囲い込んだような状態になっていたが,本作もRamsey LewisにGlover Washington Jr.,そして旧Weather Reportのリズム隊であるVictor BaileyにOmar Hakimという豪華なキャスティング,しかもプロデュースは今年2月に亡くなったEW&FのMaurice Whiteである。まぁ,そりゃ売れるだろうという感じだが,典型的なスムーズ・ジャズって感じで,クォリティが高いことは認めつつも,何もこの4人が集まらなくても,こういう音楽は作れるのではないかという気がするのがこのアルバムの限界だと思う。
耳当たりは非常によいので,聞き流すには最適だし,小売店でこういう音楽が流れていれば,購買意欲も増すのではないかと思えてしまう。私の中では小売店と言えば,Joe Sampleの"Ashes to Ashes"って感じだが,本作はそこまでキャッチーなメロディ・ラインとは言い切れないものの,サウンドの心地よさは保証できる。ヴォーカルの使い方も適切だしねぇ。
なので,別に小難しいことを考えずに,気楽に聞けばいいという類の音楽であるから,皆さん一緒にEW&Fのアルバム,「天空の女神」に入っていた"Wanna Be with You"のカヴァーで身体を揺すりましょう(笑)。
その後,Urban Knightsはメンバー・チェンジを重ね,"VI"までアルバムをリリースしたが,オリジナル・メンバーはいなくなっており,同じバンド名で活動するのもどうなのかねぇと思わせるものとなってしまった。結局のところ,「何もこの4人が集まらなくても,こういう音楽は作れる」ということを実証したってところだろう。星★★★。
Recorded on May 13-22, 1994
Personnel: Ramsey Lewis(p), Grover Washington Jr.(ts, ss), Victor Bailey(b), Omar Hakim(ds, vo), Freddie Hubbard(tp), Bill Meyers(synth), Michael Logan(synth, vo), Paul Jackson Jr.(g), Henry Johnson(g), Paulinho Da Costa(perc), The Emotions(vo), Sistamatik A.K.A. Tee and Bonafide X Omega(rap)
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