Quest史上,最もハードルが高いのはこれだろうなぁ。
"Of One Mind" Quest(CMP)
私はQuestというバンドが結構好きなので,リリースされている音源はほとんど保有しているはずである。そんな私にとっても,Questの音源は,相当ハイブラウなので,しょっちゅうプレイバックするってタイプの音楽ではないというのが正直なところだ。
ただでさえハイブラウな音楽である彼らのアルバムにおいて,私にとって,最もハードルが高い作品がこれだと言ってもよいだろう。とにかく,彼らのアルバムの中で,最もプレイバック回数が少ないはずである(爆)。
本作は,Questが完全インプロヴィゼーションで臨んだ一作ということもあり,フリー的な要素も強い部分もあるし,冒頭の"Commonality"が「う~む」となってしまうような曲なので,先に進まなくなってしまうのである。ただ,この1曲を乗り切れば,中盤は結構ちゃんと聞けるのだなぁということを今回久々に本作を聞いて思ってしまった。要はちゃんと聞いていないって感じだったのである(苦笑)。だが4曲目の"Passages"でまたまたハードルが上がってしまい,やっぱりこれはかなりきつい。私のように彼らの音楽が好きであれば,ハードルは低くないとしても,何とか受け入れ可能なのだが,一般的なリスナーにはやはり薦めにくい感じがするというのが正直なところである。
真面目にインプロヴィゼーションに取り組んでいることはわかるのだが,しょっちゅう聞きたいとは思わなかったなぁというのが正直なところである。私にとっては,彼らはある程度はビートを維持しつつ,スタンダードを全く違うかたちに再構築する方がいいように思う。ということで,彼らの姿勢は認めつつも高くは評価できない。そういうアルバムである。星★★★が精一杯。
Recorded in July, 1990
Personnel: David Liebman(ss), Richie Beirach(p), Ron McClure(b), Billy Hart(ds)
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Questのアルバムもいろいろな出し方をしてますが、確かにこのアルバムフリーで勝負しているアルバムですね。私、フリー耐性が強いというか、むしろ好きな方なので、あまり抵抗なく聴けました、ただ、人に勧めるかというと、ちょっとそうっとしておきたいなあ、という気持ちが強いです。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2019年2月11日 (月) 13時56分
910さん,こんにちは。TBありがとうございます。
はい。「ただ、人に勧めるかというと、ちょっとそうっとしておきたいなあ、という気持ちが強い」というのは全く同感です(笑)。私もフリー耐性は決して低いと思っていませんが,これは爆発的フリーとも違いますし,テンションが高いので,ちょっと厳しい部分もあります。
よく聞けば,聞きどころもあるんですけど,まぁそれはそれってことにしておきましょう。
投稿: 中年音楽狂 | 2019年2月11日 (月) 15時10分