仕事疲れを癒すにはこういう音楽が必要ってことで,Leszek Możdżer。
"Komeda" Leszek Możdżer(ACT)
タイトル通り,Leszek MożdżerがKrzusztof Komedaの曲をピアノ・ソロで演じたアルバムであるが,これが何とも美しい。彼とLars Danielssonの"Pasodoble"についても「美の極致」とか書いて,私も本当に表現力に乏しいと思わざるをえない(記事はこちら)が,美しいものは美しいのである(きっぱり)。
そもそもKomedaの書く曲が美しいというのは事実としてあるのだが,それを演奏で倍化させるLeszek Możdżerのピアノ・タッチには脱帽である。この音楽,真剣に聞いても,聞き流してもOKの音楽だと思うが,仕事に疲れた私のような中年男にとっては,控えめのボリュームで流していると,日常生活に落ち着きを取り戻してくれるような気がする。
こういう音楽をジャズと呼ぶかというと,議論の余地はあるかもしれないが,カテゴリーなんてどうでもいいと思わせてくれる逸品。これが嫌いな人っているのかなぁと思いたくなってしまうような,真に美しいソロ・アルバム。むしろ,こういう音楽が嫌いだという人とは,私は絶対話が合わないだろうねぇ(苦笑)。星★★★★☆。
Recorded on March 8-11, 2011
Personnel: Leszek Możdżer(p)
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私もLeszek Możdżerのファンです。彼の硬質で澄んだピアノの音は痺れます。ましてやKomedaの曲を取りあげたこのアルバムは最高ですね。”ローズマリーの赤ちゃん”、”水の中のナイフ”など聴き入ってしまいます。”こうゆう音楽嫌い”って言う人が居られるのでしょうか?、私は信じられないです。
投稿: 風呂井戸(photofloyd) | 2016年7月24日 (日) 10時55分
風呂井戸さん,こんにちは。TBありがとうございます。
「こういう音楽が嫌いな人」というのを,私は「特定音楽」原理主義者と呼びます(笑)。一定のスタイルしか認められない不幸な人は世の中には結構いると思いますよ。「特定音楽」のところに音楽のカテゴリーを当てはめて頂ければなんとなくご理解いただけませんかね。
いずれにしても,人は人ですからどうでもいいですが,この音楽はいいですよねぇ。私は彼のやっているアルバムすべてをいいと思っている訳ではないのですが,これは本当にいいと思いました。改めて本作を聞いて,来日公演に行かなかったのは失敗だったと思っています。
ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年7月24日 (日) 15時48分
この盤は素晴らしいですよね。文句なしに癒されます。
仕事帰りの車中で頻繁に聴いていたことを思い出しました。私の陳腐なコメントなどはどうでもよくて、とにかく様々な方に聴いていただけたらと思います。
ということでTBお送りいたします。
投稿: 奇天烈音楽士 | 2016年7月24日 (日) 22時22分
奇天烈音楽士さん,こんばんは。TBありがとうございます。
おっしゃる通り,私も癒されました。例えば,バッハやヘンデルを聞いて落ち着くという感覚と似たものを感じさせてくれる音楽だと思います。
ポーランドと言う国は,ピアノ音楽については,やはりちょっと次元の違う世界を生み出す気がします。さすがショパンの国ですね。
ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年7月24日 (日) 23時32分