Brad Mehldauの新譜をApple Musicでチェック。
"Blues And Ballads" Brad Mehldau Trio (Nonesuch)
現物はまだ届いていないが,Apple Musicで本作が聞けるようになったので,早速チェックした私である。
冒頭の"Since I Fell For You"からしてアルバム・タイトルに偽りなしの「ど」ブルーズであるが,これが全く違和感なしなのである。それでまずは嬉しくなってしまった私だが,全編を通して,このトリオの質の高さは相変わらず見事なものである。
振り返ってみれば,2012年に彼らの演奏をサントリー・ホールで聞いた時には,彼らはこうした音楽を探求していたのかもしれないと思わせる。事実,その時の演目と3曲被っているし,ライブの時もテンポは総じてミディアム以下だったからである。
実を言えば,その時にはライブに結構違和感をおぼえていた私だが,本作の演奏はよりこなれた感じがする。だが,"Cheryl"はやはり彼らに合っていないと思えるのは,ライブも本作も変わらない。Charlie Parkerの書いたメロディ・ラインがMehldauには向かないのだ。どブルーズの"Since I Fell For You"には違和感がないのに,"Cheryl"はダメなのである。"Cheryl"でもアドリブは問題ないので,やはり曲調の向き不向きだろう。
それ以外は一聴して全く問題なしの快演揃いである。"And I Love Her"を聞きながらく〜っとなっていた私である。そして終演の"My Valentine"で更にく〜っとなってしまった私である。
現物が届き次第改めて記事は書きたいと思うが,まずは第一報ということで...。
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いっや~~~快感のアルバムだ!! <Jazz>Brad Mehldau Trio [続きを読む]
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いやあ良いですねえ。どの曲も良いと思います。その中でもLittle Person, And I Love her, My Valentineは、特に気に入りました。My Valentineで中間部での美しいバラードを挟みそしてブルーズに戻るところには痺れます。
ところで、Blue Note New YorkでMehldau Scofield Guiliana聞きました。凄いですよ。
投稿: カビゴン | 2016年6月 6日 (月) 08時54分
カビゴンさん,こんばんは。返信が遅くなりました。
Blue Noteで見られたんですか?羨まし過ぎる。そりゃ凄いですよねぇ。NYCに移住したい(爆)。
ところで,このアルバム,おっしゃる通りの出来だと思います。でもやっぱり"Cheryl"はこの人たちにはちょっとなぁって感じでした。それ以外は文句のつけどころはないと思っています。記事は改めて書きますね。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年6月 7日 (火) 22時46分