Yesが好きな私でも,到底耐えられない「老害」以外の何ものでもない音源。
外出時に,Apple Musicで何を聞こうかなぁと思って,たまにはYesの聞いたことがない音源でも聞いてみるかということで,一昨年に出た「危機」と「こわれもの」再現ライブを聞いてみることにした。それが"Like It Is: YES At The Mesa Arts Center"だが,冒頭の"Close to the Edge"だけで悲しくなってしまい,もうその途中で聞くのをやめた私である。
何が問題か。スピード感がない。緊張感がない。そしてオリジナルを知る身としては,ここでの演奏にはオリジナルの持っていた面白みもスリルも全く感じられなかった。Chris Squireが亡くなり,Yesのバンドとしての存続も危ぶまれる中,相変わらず,昔のアルバムを全曲演奏するというツアーを継続している彼らだが,ここでのSteve Howeのヨイヨイのギターを聞いたら,普通のファンは泣くわ。昔の名前で出ています。今でもこれぐらいはできますって感じが全面的に感じられるが,演奏能力の低下があまりに顕著であり,コピー・バンドだってもう少しうまくできるだろうと言いたくなってしまった。そんなこんなで,冒頭の"Close to the Edge"の途中で早くも諦め,オリジナル"Close to the Edge"に切り替えた私であった。
このアルバムの録音時にはChris Squreは存命中だったが,そんなことは一切問題にならない。これは私から言わせれば,彼らの「老醜」を晒すもの以外ではない。King Crimsonが過去のレパートリーをやっても,現在進行形の姿を示しているのと対極である。
私は長年のYesのファンを自認してきたが,彼らとの付き合いも,この一作を聞いて,終局を迎えたと言ってよいだろう。これからは,過去のアルバムだけを聞くこととしよう。悲しい。あまりにも悲しいシャビーな響きの"Close to the Edge"であったと断言したい。私と同じような長年のファンは後悔するだけなので,決して聞いてはならない音源として,さっさとこの世から消えて欲しい。お願いだからこんなクソのような音源をリリースするのはもうやめて欲しいと思うのは,決して私だけではないはずだ。ファンゆえに怒りも増幅するのが当たり前なのだ。こんな演奏はありがたがる価値もないし,顧みる必要もないわ。
ということで,このジャケにピンと来たら無視しましょう。それにしても腹が立つ。まぁ,そうは言っても,このSteve Howeの激ヤセ爺さんぶりを見たら仕方がないのかもしれないなぁ...。

























































































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