Corinne Bailey Raeの6年ぶりのフル・アルバム,遂にリリース。やっぱり彼女はいい!
"The Heart Speaks in Whispers" Corinne Bailey Rae(Virgin)
待望のと言ってよいCorinne Bailey Raeの6年ぶりのフル・アルバムによる新作である。間には"Love E.P."のリリースや,Paul McCartneyへのトリビュート・アルバム,"The Art of McCartney"で"Bluebird"を歌っていたり,他のアーティストのアルバムへのゲスト参加などもあり,全く音沙汰がなかった訳ではないのだが,これほど長く待たされるとは思っていなかった。
このブログでは前作"The Sea","Love E.P."も取り上げている(記事はこちらとこちら)が,私の中では極めて評価の高い人である。今回もアルバムのリリースが告知されて,逸早く予約を入れた訳だが,私がゲットしたのは通常盤で,ボートラ4曲入りのデラックス・ヴァージョンもあったのか!と今更思っても遅い(苦笑)。そっちはApple Musicで聞くとして,早速アルバムを聞いてみた。
一通り聞いて,まず思ったのは6年待った甲斐のあるアルバムであった。何とも粒ぞろいの曲に嬉しくならない彼女のファンはいるまい。彼女のファンでなくても,このクォリティの高さには満足させられるはずである。基本的に彼女本人と現在の旦那であるS.J. Brownによりプロデュースされているが,前作に見られたダークな感じは,再婚やLAへの移住などにより今回は払拭されているように思える。そして何よりも,収録されているすべての曲が非常に魅力的なのである。
本作には非常に多くのミュージシャンが関わっている(そして,ライナーのクレジットの読み取りはいつも通り難しい:苦笑)が,Marcus Millerが一聴してそれとわかるスラップを聞かせたり,James Gadsonがドラムスやコーラスを一部で担当し,更にはValerie Simpsonが曲を共作していたりと,ライナーを眺めているだけでも面白い。
前述の通り,私が入手したのは通常版だが,最後に収められた"Night"はアルバムを締めくくるには最適な曲のようにも聞こえるので,まぁこれはこれでありだと納得している私である。いずれにしても,今年聞いた歌もののアルバムとしてはこれまでで最高の一枚と言ってよい。
やっぱり私はこの人の声と音楽が好きなんだねぇ,と思わされた一枚。復活を喜び,星★★★★★としてしまおう。
尚,クレジットは細か過ぎて転記が困難なので,今回は省略。
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コメント
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こんにちは。デビューCDでノックダウンされて即アナログを買いました。今作も随分前にアナログを予約したのに入荷が遅れて6月アタマくらいになりそうです。ほぼレコードしか買わないので…この辺がデメリットです。しかし、ボニー・レイットは2LP45RPMといううれしい誤算もあります。
投稿: ブラウン | 2016年5月18日 (水) 11時43分
ブラウンさん,おはようございます。出張続きで返信が遅くなりました
LPが届くまで我慢しても,待つ甲斐のあるアルバムと思います。もう少しの辛抱ですね。最近,私もアナログの良さを再認識しております。保管場所に困るので,なかなか手は出ませんが(苦笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年5月21日 (土) 10時36分
はじめまして。大盛華麗と申します。今作品は日本盤が17曲収録で、確認できる限り最多曲収録となりますが、オススメは二枚組16曲収録のサイン入りアメリカ盤が米国アマゾンで売ってますので、それがオススメです。
投稿: 大盛華麗 | 2016年5月23日 (月) 08時40分
大盛華麗さん,おはようございます。そしてはじめまして。
情報ありがとうございます。16曲版の残り4曲はApple Musicで聞きました。それらはそれらでいいと思いましたが,当面はストリーミングでいいかなと思っています。でも,欲しいと思う頃には入手困難になっているってのが常ですが...(苦笑)。
いずれにしても引き続きよろしくお願い申し上げます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年5月24日 (火) 06時46分