Tedeschi Trucks Band@武道館。多少の瑕疵はあっても,この人たちのライブは楽しいねぇ。

Tedeschi Trucks Bandが来日して,ライブを行うということで,年度始めの会社のイベントをかっ飛ばして日本武道館に行ってきた。管理職としてはあるまじき行為であるが,まぁたまにはこういうこともってことで,許してもらおう(笑)。
前回,彼らのライブを見た時は渋谷公会堂だったから,彼らもメジャーになったもんだと思うと感慨深い。ただ,まだ武道館をフルハウスにするほどではなく,2階のスタンドには空席もあった。しかし,非常に平均年齢の高いオーディエンスが集い,冒頭から総立ち,そのままアンコールまで2時間強ってのは想定外であったが,それぐらい盛り上がったライブであった。ちょっと私にはきつかったが...(苦笑)。
しかし,今回もDerek Trucksのスライドさばきは見事の一言であり,神業とでも言いたいような素晴らしいフレーズを連発していた。そしてSusan姉御のシャウトは更に磨きがかかり,バンドとしても随分と成熟してきたように思う。彼らはライブのダイナミズムを楽しむべきバンドと言ってもよく,ジャム・バンド的なインプロビゼーションも聞かせていた。私としては大いに楽しんでいたのだが,難点を挙げるとすれば,Kebbi Williamsのテナー・サックスである。フリー・ジャズ的なアプローチは全くこのバンドの音楽にフィットしておらず,ソロがつまらないこと甚だしい。Derek Trucksは昔からジャズ曲も演奏したりしていたので,そういう方向性を示すことは否定はしないが,Kebbi Williamsはいかん。どうせやるなら,もっとファンクっぽく吹くべきなのである。それに比べれば,Kofi Burbridgeのフルートなんてうまいものだし,バンドにもフィットしていたのとは大違いである。
ついでにもう一点指摘するとすれば,この人たちの曲は,どれを聞いても似たように聞こえてしまうところがあるのはご愛嬌である。むしろ,中盤で歌ったどブルーズの方が新鮮に響いてしまうところは否定できなかった。しかし,Derek Trucksのスライドの切れ味は本当に素晴らしかったし,Susanが時折聞かせるギター・ソロにもガッツがあって,ライブとして飽きることはなかったので,念のため。
それにしても,Susan Tedeschi,歌うと大姉御って感じなのに,喋りの声は可愛いんだよなぁ。このギャップに「萌え~」となる人も多いのではないかなぁ(爆)。
全体を通せば楽しめたライブであったが,演奏中,やたらに訳の分からん絶叫をするアホなオーディエンスには辟易とさせられた。絶叫や声掛けにもタイミングってものがあるのだが,全くセンスのない客もいたもんだと思っていた。私はやや離れた席だったので,被害は大したことはないが,鬱陶しいと感じていたのは事実であるし,隣にいた聴衆はさぞ迷惑しただろうねぇ。音楽を楽しむのは勝手だが,人には迷惑は掛けないで欲しいもんだ。勘違いも甚だしいのである。
だが,当たり前だが,それはTedeschi Trucks Bandのせいではない。そのアホな聴衆に音楽へのリスペクトが欠けているだけのことである。それが実に情けないと思いながら帰途についた私であった。
尚,画像は武道館で撮影したものだが,スマホでズームで撮った割にはなかなかのショットになっていて,満足,満足(笑)。
Live at 日本武道館 on April 1st, 2016
Personnel: Susan Tedeschi(vo, g), Derek Trucks(g), Kofi Burbridge(p, key, org, fl), J.J. Johnson(ds, perc), Tyler Greenwell(ds, perc), Tim Lefebvre(b), Mike Mattison(vo), Mark Rivers(vo), Alecia Chakour(vo), Kebbi Williams(sax), Elizabeth Lea(tb), Ephraim Owens(tp)
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