Bill Evansの未発表音源:このリリースは「事件」だ!
"Some Other Time: The Lost Session from The Black Forest" Bill Evans (Resonance)
貴重音源のリリースを連発するResonanceレーベルであるが,Stan Getzでも十分素晴らしいと思えたが,このBill Evansの未発表音源はもはやレベルが違う。この発見,リリースこそ「事件」と言ってよい。そんなアルバム,リリースからちょっと時間が経過したが,ようやく私のもとにデリバリーされた。なんでこんなに時間が掛かるのかはよくわからないが,そんな不満も解消するような優れた出来である。
ここでのメンツはVerveにおけるモントルー・ライブと同一であり,そちらは既に世評が確立したものなのは言うまでもない。その3人による未発表音源があったということ自体が驚きであり,それがリリースされただけでもこれは快挙である。
冒頭から一聴してBill Evansとわかる好調な演奏ぶりで,これがまさに素晴らしい出来と嬉しくなってしまった私である。DeJohnetteのドラムスがやや控えめに響くことや,MPSらしいクリアさにはちょいと欠けるかなぁって思わせるのが惜しい部分もあるが,Bill Evansのトリオ音源としてはこれぐらいが丁度いいかもとも思える。トリオを中心に,デュオ,ソロの音源も含み,リラックスした中にも優れた演奏が聞ける。これこそBill Evansの真骨頂だよなぁ。
とにかくこれは凄いや。こんな演奏を見つけてくれたことだけでも星★★★★★である。Bill Evansを聞き倒したリスナーすら満足させること必定。今年の「発掘盤オブ・ザ・イヤー」はこれを置いてあるまいな~。
Recorded on June 20, 1968
Personnel: Bill Evans(p), Eddie Gomez(b), Jack DeJohnette(ds)


















































昨年12月に来日して,ソールド・アウトを連発したKing Crimsonであるが,私は彼らと不釣り合いな感じがするオーチャード・ホールというヴェニューと,彼らにしては高過ぎると思わせるチケットに腰が引けて,ライブには結局行かなかった。しかし,その後のいろいろな方の反応を拝見していたり,メディアでのカヴァレッジを見ていて,行かなかったのは失敗だったかなと思い始めていた。そんなところに届いたのが来日直前の昨年11月に,カナダはトロントで収録されたライブ盤がデリバリーされたので,早速聞いてみたのだが,結局思ったのは行かなかったのは失敗だったということである。現在進行形でありながら,過去のレパートリーにも目配りをしたこの選曲,この演奏は見ておけばよかったと思わせるに十分である。70歳を前にしたRobert Frippを含め,一番若いGavin Harrisonでも52歳というロートル揃いでありながら,大したものだと言わざるをえない。










































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