古いStan Getzが聞きたくなり...。
"In Stockholm" Stan Getz(Verve)
先日,Stan Getzの未発表音源,"Moments in Time"をこのブログにアップしたばかりだが,あれはあれでいいアルバムだったとして,その後猛烈にGetzの古いアルバムが聞きたくなって取り出したのがこのアルバムである。
洒脱の極みとも言うべきリラックスした音楽を聞いてて,心地よいと感じないリスナーはいないと言いたくなるほど,こういうStan Getzはよい。曲は小唄みたいな感じだが,そこにGetzのアドリブの乗った時の素晴らしさは,本当に魅力十分である。「虹の彼方に」のような曲でさえもGetz色に染めてしまうこの人の歌心は,やっぱり最高だと思わせる。
私は昔から結構音源は保有しながらも,若い頃にはほとんどGetzの魅力がわかっていなかったと言ってもよいのだが,中年に差し掛かる頃,突如としてStan Getzの音楽が魅力的に響いてきたのだった。ジャズ喫茶で浴びるようにジャズばかりを聞いていて,Thelonious Monkの魅力が19歳の私に突如理解できたのにも匹敵する,突然の降臨って感じと言えばお分かり頂けるだろうか。
ジャズマンは作曲能力で勝負しなくても,アドリブ一本で人を屈服させられると感じさせるのがStan Getzという人だと改めて思えたい一枚であった。やっぱりGetzはいいですわぁ。ということで,星★★★★★。この人のテナーの音に比肩しうるのは,Paul Desmondのアルトしかないと思っている私である。
Recorded on December 16, 1955
Personnel: Stan Getz(ts), Bengt Hallberg(p), Gunner Johnson(b), Anders Burman(ds)
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