長く続かなかったMosaic Contemporaryから出たFreddie Hubbard盤
"Super Blue" Freddie Hubbard(Columbia→Mosaic Contemporary)
2007年頃,昔の既発音源や未発表音源をコンパイルしてリリースするMosaicレーベルが,フュージョン系の音源をリリースするMosaic Contemporaryを立ち上げて,何枚かのアルバムをリリースしており,これはその一枚。その後,Mosaic Contemporaryは長続きせず,あっという間にリリースをやめてしまったので,これも今や廃盤になっているようである。まぁMosaicというレーベルに期待する音楽と,こういう音楽はフィットしないもんねぇ。
それでもってこのアルバムであるが,"Super Blue"の音源そのものは格安ボックスの一部となって今でも入手は難しくないのだが,このMosaic Contemporaryバージョンには3曲のAlternate Versionが収められていて,それらはここでしか聞けないはずである。そういう意味では貴重と言えば貴重なのは確かだが,だからと言って,私がしょっちゅうこのアルバムを聞いているわけではない。だが,今回久々に気まぐれで聞いてみたが,改めてクレジットを見ると,おぉっ,こんなに豪華なメンツだったのかと今更ながら思ってしまうような作品である。
まぁ,気取ったポーズを決めるジャケのFreddieの姿はさておき(爆),改めてこのアルバムを聞いてみると,曲によっていいなぁと思わせるものと,緩いなぁと思わせるものが混在していて,その辺りのやや中途半端な感じが,このアルバムの評価を上げない理由だと思える。だが,トータルで言えば,十分に聞けるアルバムだとは思う。Freddie Hubbardは全般に好調だが,それ以上に,私はJoe Hendersonのテナーを楽しんでしまった。こういうことって,Freddieのアルバムにはあるんだよねぇ(笑)。いずれにしても,このメンツにはやわな演奏よりも,ハードな演奏こそ似合う。ということで,そうした路線の"Take It to the Ozone"とか”Theme for Kareem"とかのパターンをもっと増やせば,更に注目されたんではないのかねぇと思わせる。このMosaic Contemporary版はその2曲の別テイク(及びタイトル・トラックの別テイク)が入っているからいいんだけど。ちょっと甘めの星★★★★ってところ。
Recorded on March 30, 31, April 1 and 4, 1978
Personnel: Freddie Hubbard(tp, fl-h), Joe Henderson(ts), Hubert Laws(fl), Kenny Barron(p, key), Ron Carter(b), Jack DeJohnette(ds), George Benson(g), Dale Oehler(key)
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