追悼,Glenn Frey

更新をサボっている間に,またもショッキングなニュースである。なんと,これが今月5本目の追悼記事となってしまうのだが,Eaglesの,と言わずとも,固有名詞で呼んでも何の問題もないGlenn Freyの突然の訃報には,David Bowieの急逝同様に驚かされてしまった。昨年の夏までEaglesとしてのツアーをこなしていたGlenn Freyが亡くなるとは誰も想像していなかったはずである。
今やEaglesが「昔の名前で出ています」バンドになっていたことは事実だとしても,彼らが70年代に生み出したアルバムの価値が下がる訳ではない。Linda Ronstadtのバックから,「カントリー・ロック」,そして70年代アメリカン・ロックを代表する作品である"Hotel California"のリリースをピークとして,間違いなく1970年代のアイコンとして活動したEaglesの実質的なリーダーはGlenn Freyだったと言ってもいいだろう。
ヴォーカリストとしての表現力,あるいは声の魅力という観点ではDon Henleyに軍配が上がるだろうが,それでもGlenn FreyがいてこそのEaglesであったことは間違いのない事実である。彼のいない"Tequila Sunrise"はありえないのだから...。
私が最後に彼らのライブに接したのは2004年@東京ドームのことだったと思うが,これでもう真正Eaglesの音楽に生で接することは永遠にできなくなったということになる。Glenn Freyは合併症により亡くなったようであるが,まだ67歳,若過ぎる死であった。私が最も多感な時期であったであろう1970年代の記憶をたどれば,必ずEaglesに当たると言ってもいいことを考えると,彼の死は私にとっても同時代の終焉を見せられた気分である。直接的な期待はしないとしても,もっと活躍して欲しかった。本当に残念だ。
R.I.P.
« 多忙につき...。 | トップページ | 忙しい時にはこういう音楽も必要ってことで,「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 追悼,Richie Beirach。(2026.01.29)
- 追悼,Ralph Towner。(2026.01.20)
- あけましておめでとうございます。(2026.01.01)
- 皆さん,よいお年をお迎え下さい。(2025.12.31)
- 追悼,Steve Cropper,Phil Upchurch。(2025.12.09)
「ロック」カテゴリの記事
- これって本当にSeamus Blake?って思わせるオルタナ・ロックの世界。(2026.02.05)
- Stephen Bishopのベスト盤を久しぶりにプレイバック。(2026.01.22)
- Boone's Farm@ビルボード・ライブ東京参戦記。前日のBlue Noteのリベンジにはなったな(笑)。(2026.01.17)
コメント
« 多忙につき...。 | トップページ | 忙しい時にはこういう音楽も必要ってことで,「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」 »

































































ほんとに寂しいですね。
ロックの壁が、このところ崩れて行くような錯覚に陥ります。
合掌
投稿: 風呂井戸 | 2016年1月22日 (金) 18時08分
風呂井戸さん,こんにちは。
こう次から次へと訃報が届くのはあまりに寂しいことです。人の命は永遠ではないことは誰でもわかっていることですが,ひと月に5本も訃報をアップした記憶はありません。
本当に残念なことです。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年1月23日 (土) 13時43分