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2015年11月17日 (火)

Carsten Meinert:これは全く知らなかったが,濃い~アルバムである。

Carsten_meinert"To You" Carsten Meinert Kvartet (M.S.Records→Frederiksberg)

このアルバム,今年になって再発されたものだそうである。オリジナルは強烈に入手が困難な私家盤(プレス数は500枚らしい)であったとのことである。最近は新譜のチェックも必ずしも十分でない私なので,存在すら知らなかったわけだ。しかし,新橋のテナーの聖地,Bar D2に寄せて頂いた時に,常連のGさんから,「これ知ってる?」みたいな感じで聞かれた上に,マスターは私は聞いたことがあるはずとおっしゃる。しかし,絶対に私は聞いた記憶がない。ということで,ちょっと悔しいということもあり(笑),その場で発注である。しかし,このCD,プレス枚数も少ないのかもしれないが,既に入手が結構難しい。その場で探してみても,結構値段が高いのだが,もともと高かったらしいので,まぁしゃあないということで,某サイトで発注である。

お店で聞いた段階で,なんじゃこれはというぐらい,John Coltraneのイタコ状態である。こういう音楽がデンマークで生まれてしまうところには驚きを隠せない私であるが,Coltraneイタコ盤は以前,このブログでも取り上げたChrsitian Vander盤等もあるが,やはりColtraneの影響力の強さというのは本当に凄いものなのだと思ってしまう。

いずれにしても,このアルバム,マジで強烈というか,相当に暑苦しい。6/8みたいな拍子の選択からしてもJohn Coltraneっぽいということもあり,サウンド的には完全に往年のJohn Coltrane Quartetのような感じである。ジャケだけ見ている限りはこういう音だとは想像できない部分もあるが,聞いてびっくりみたいなアルバムであったということは言っておきたい。

こういう音楽は小音量で聞いては駄目なので,家族の顰蹙を恐れず,できるだけ音量を上げて聞きましょう(きっぱり)。おそらく再発されたことだけでも奇跡的と言われるんだろうが,それが値段にも表れているわ(笑)。希少度も込みにして星★★★★★としてしまおう。尚,CDの8-11曲目は初収録音源らしいので,今度はいつ聞けるかわかったものではないだろうねぇ。

Recorded in Fall, 1968

Personnel: Carsten Meinert(ts), Ole Mathiessen(p), Henrik Hove(b), Ole Streenberg(ds)

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コメント

はじめまして。何年も前から、ひっそり愛読しています。

このブログで、Carsten Meinert 「To You」を知り、大好きな1枚になりました。

で、今朝、久々にCarsten Meinertのことを思い出し、検索してみたところ、サブスクリプション系音楽サービスで、Carsten Meinert「CM Musictrain」という1970年発売のレコードが、配信されていました!!

既にご存知のアルバムかもしれませんが。
入手がなかなか困難なLPらしいので、
サブスクで聞けるのは嬉しいですね。

私はspotifyでいま聞いています。

中野健太郎さん,はじめまして。ご愛読頂きありがとうございます。

Carsten Meinertがストリーミングされてるってのも凄いですね。最近は情報の入手もままならない中,こうした情報はありがたいです。

新譜購入のペースも落ちていますが,引き続き情報は発信していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

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