出張者の役得(その2):Gil Evans Project@Jazz Standard
NYC滞在も3日目になったが,仕事のメイン・イベントは無事終了した。ってことで,今夜は日本にいる時からこれは見逃せないと思っていたGil Evans Projectである。Gil Evansへのリスペクト十分な彼らが,Terell Staffordをソロイストに迎え,"Miles Ahead"と"Porgy & Beth"をやるってのはNYCでも珍しいはずである。
今回,Jazz Standardというクラブに行くのは初めてであったが,昔で言えばCondon'sに近いかなぁと思わせた。それよりも何よりも,私は"Miles Ahead"が好きなので,駆けつけたのは1stセットだったが,Lee KonitzやDon Sebeskyも客席にいる中での演奏は,想定通り,あるいはそれ以上のクォリティであった。「クールの誕生」から"Boplicity"で幕を開け,"Miles Ahead"から8割方の曲をやり,最後は"So What"で締めるというナイスなプログラムであった。2ndセットも隙あらばステイを狙っていたのだが,ソールドアウトでは仕方がないので,早々に引き揚げてこの記事を書いている。
こういうプログラムが聞けるのがNYCの音楽ライフののレベルの高さだが,私としては大いに満足した一夜であった。ひどい時差ボケに悩まされながらも,ライブの場では完全に覚醒している私。現金なものだ(爆)。尚,今日は写真を撮り損なったので,写真はWebから拝借した今回とは別の時の演奏の模様である。まぁ雰囲気は変わらないってことで(笑)。明日はNYC最後の夜だが,さてどうするかねぇ(行く気満々)。
Ryan Truesdell - conductor, Terell Stafford - trumpet soloist, Reeds: Steve Wilson, Dave Pietro, Tom Christensen, Alden Banta, French Horns: Adam Unsworth, David Peel, Shelagh Abate, Trumpets: Augie Haas, Tony Kadleck, Scott Wendholt, Mike Rodriguez, Andrew Neesley, Trombones: Ryan Keberle, Nick Finzer, Marshall Gilkes, George Flynn - bass trombone, Tuba: Morris Kainuma, Rhythm: Chris Ziemba - piano, Jay Anderson - bass, Lewis Nash - drums
« 出張者の役得: Scott Henderson@Iridium | トップページ | 無理なものは無理だ(笑) »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 追悼,Angie Stone。(2025.03.09)
- 多忙につき...。(2025.03.06)
- Roberta Flackを偲んで。(2025.03.03)
- 諸般の事情により...。(2025.02.12)
- あけましておめでとうございます。(2025.01.01)
「ライブ」カテゴリの記事
- Mike Stern@Cotton Club参戦記(2025.03.13)
- SF Jazz Collective@Blue Note東京参戦記。(2025.03.08)
- Nate Smith@Billboard Live東京参戦記(2025.03.01)
- Jazz Pulse@Cotton Club参戦記(2025.02.27)
- 人生初の声楽リサイタルを聞きに,お馴染みイタリア文化会館に出向く。(2025.02.02)
「ジャズ(2015年の記事)」カテゴリの記事
- 2015年の回顧:音楽(ジャズ)編(2015.12.30)
- 2015年の回顧:ライブ編(2015.12.27)
- やっぱり好きだぜ,Mike Stern(笑)(2015.12.23)
- Muthspiel~Johnson~Bladeといういいメンツによるスタンダード集。(2015.12.19)
- ブート音源で聞くJoe Lovano~Chris Potterによる「至上の愛」(2015.12.15)
コメント