Joni MitchellとHerbie Hancockのデュオとは貴重な音源だ。でもブートに毛の生えたようなものなので注意。
"Bread & Roses Festival, 1978" Joni Mitchell with Herbie Hancock(Iconography)
健康状態が心配されるJoni Mitchellであるが,憶測情報は飛び交うものの,リアルな情報が伝わってこないところがますます不安を掻き立てる。とにかく,彼女の快復を祈る私である。
そんなところに,ネットをうろついていて見つけたのがこの音源である。これはFM放送音源をCD化したものであり,ある意味ブートまがいと言ってもいいようなものである。だが,Joni MitchellとHerbie Hancockがデュオで演奏したなんてことは聞いたこともないわけで,これは非常に貴重な音源と言ってよい。
そもそもJoni Mitchellがライブでの演奏を聞かせたのは"Last Waltz"の時以来だったらしいから,米国の聴衆にとっても非常に久しぶり,かつ珍しいセッティングでの演奏だったと言える。まぁ,そうは言っても,テープの保存状態は完璧ではないので,音揺れを感じる瞬間もあるし,決して多くを望んではいけない。だが,やはり貴重なものは貴重なのである。ただ,JoniとHerbieのデュオは2曲で聞けるだけなのは惜しいけどなぁ。ちなみに"The Circle Game"でピアノを弾いている可能性もあるが,それがHerbieかどうかはわからない。ラジオのDJのアナウンスからすると,Herbieも参加しているようではあるが。ついでに,オマケで追加されたHerbie Hancockがホストを務めたケーブルTVの番組の1987年の音源では間違いなく共演している。こっちはWayne Shorter,David Sanborn,Bobby McFerrinにLarry Kleinも参加して,なんじゃそれはっていう音源である。ドラムスとパーカッションは不明。オマケの音源はYouTubeから拾ったものではないかと思しきもので,その映像を発見したので貼り付けておこう。ドラムスはほとんど姿が見えないし,パーカッショニストも誰と判別できない(私が無知なだけだが...)。
一方,本作がブートまがいなのは,ライナーにも表れていて,ほとんどの記述が"JoniMichell.com"からのコピペなのである。まぁ,こういうところはいかがなものかって思ってしまうが,Joni Mitchellのファンとしてはそれでも聞きたいというのが本音なのだ。しかも"The Dry Cleaner from Des Moines"なんて,アカペラで歌っているし。
ってことで,よほどの物好きにしか薦められないが,ファンにとってはこれはこれで価値のあるものであることは間違いない。だが,このジャケは...って感じで,ブートまがいだろうが,もう少し趣味よく作って欲しかったねぇ。
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