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2015年7月21日 (火)

ようやく入手:Bob Berg入りの"Threeo Live"

Threeo_live"Threeo Live Featuring Bob Berg" Threeo(Extraplatte)

新橋のテナーの聖地,Bar D2では毎回Bob Berg入りの曲を帰る前に掛けて頂いているぐらい,私は実のところ相当なBob Berg好きなのである。彼のハードな音はコンテンポラリーなテナーってのはこういうもんだ!ってぐらい私にフィットしている。そんなBob Berg入りのアルバムをBar D2のマスターは多数お持ちで,その中でもこれは欲しいなぁとずっと思っていた作品である。だが,これがなかなか手に入れにくく,Threeoでギターを弾いているGerald Gradwohlのサイトで買えることはわかっていたのだが,欧州地域にしか発送しないという制限があって,これまで手に入らなかったものである。

であるならば,もうこれは本人に連絡して何とかするしかないということで,Gerald GradwohlにEメールを出して,送料払うから日本に送ってくれと依頼したものが到着したものである。これは完全なハード・フュージョンの世界であり,この手の音楽好きはもちろん,Bob Berg好きは絶対に入手しなければならんと言いたくなるようなライブ盤である。

ThreeoはGerald Gradwohl,Richard Filz,Wolfgang Wograndlというオーストリアのミュージシャンによるグループであるが,本作はそこにBob Bergをゲストに迎えて96年に敢行したライブの実況盤である。こういう音楽に乗った時のBob Bergのハードボイルドな感覚が素晴らしく,これはやはり素晴らしい。もちろん,Bob Bergはストレート・アヘッドなジャズにおいても魅力的な演奏をするが,こうしたハード・フュージョンと高い親和性を示すことが改めて実証されている。とにかくカッコいいのである。ちょいと高くついたが,ようやく入手できたことを素直に喜びたい。まぁBob Bergのソロが盛り上がってきたところでフェードアウトしてしまうような曲もあり,アルバム全体を考えれば星★★★★ぐらいとは思うが,それでも嬉しいものは嬉しいのである。

ってことで,私も好きねぇと思いつつ,最近Apple MusicのせいでCDを買うペースががくんと落ちているところに届いたこのCDについてはさっさと記事にしてしまった私である。そして,後年Gerald Gradwohlは再度Bob BergにGary Willis,Kirk CovingtonというTribal Techの二人と組んで"ABQ"を吹き込むのである。そっちはダウンロード音源があるからまだいいのだが,こちらはダウンロード音源もないから,今回入手する努力をしてしまったってことで。

Recorded Live during Threeo Tour in October, 1996

Personnel:Gerald Gradwohl(g),Richard Filz(ds, perc),Wolfgang Wograndl(b), Bob Berg(ts,ss)

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