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2015年7月29日 (水)

Apple Musicへの依存度が高くなり過ぎて,記事が書けない(笑)

このブログでも,結構な頻度で「Apple Musicで聞いた懐メロ」シリーズみたいな感じになっているが,以前にも書いたように,これまでだったら中古でお手軽価格ならCDを買っていたようなアルバムも,Apple Musicのせい(おかげ)で,私の現物購買意欲は相当下がったと言ってよい。だって,買わなくたって聞きたいときに聞けるのであれば,本当に購入する必要があるかと聞かれれば「ない」っ!のである(笑)。

だとすれば,これからは誰がショップで買うのかと聞かれれば,そんなもん知るかっ!と答えざるをえない。私は相当強い保有意欲を以て,これまでいろいろなアルバムを買ってきたと思っているが,その前提がもはや崩壊寸前というのは困ったものである。

私は現物には現物の良さがあると思っているが,何よりも重要なのは自分で探し出したうえで,それを眺める瞬間の心地よさを,今後は誰もわかってくれないのではないかということである。こんな調子では,このブログもいつか存続の危機を迎えるような気がする。いいことか悪いことかの判断は追々わかるだろうが,それにしても時代が変わったのだと言ってよいだろう。

だとすれば,私のブログに対する取り組みにも変化が生じることは不可避だろう。これからは多くの音楽を買わなくてもいいから,取り敢えずApple Musicで聞いて,思ったことを書くっていうスタイルになるんだろうなぁ。本件については,また改めて書く機会が出てくるだろうが,微妙なところもありつつ,これを受け入れられなければ,「時代遅れ」の誹りは免れまい。

むしろ,これからは収集するならLPだよねって時代にもなってしまいそうな気がする。それはそれでいいが,だったらその再生環境を整えねば(笑)。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

図書館や電子書籍があっても本屋さんで本を買う人がいるように、何らかの記憶媒体で音楽を買う人は存在し続けると思います。それこそ傍に置く、飾っておくという意味ででも。また、何らかの記憶媒体でしか音楽を売らないという人も出て来ると思います。聞き放題でアーティストの収入が増えるのか、減るのか。楽曲の供給量の飛躍的向上は、多分、聞く曲の分散化を更に招き、大型ヒットがなくなると共に、一地方の個人アーティストでも一定のファンを世界中に持つような時代でしょうね。私自身は、有料期間になっても気付かず課金されそうなのでApple Musicは利用していませんが、、、

こんばんは。お疲れさまです。
CDを買う、現物を手で取って見る。
五感を使って店でCDを選び出す。
そういう行為こそ真剣に音楽と向き合う儀式かも??なんて
思ったりします。
そういう儀式が正しい、正しくないとかは別として

なんとも便利な時代になりましたねw
聞きたい時に聞ける
簡単便利、なにか大事なモノを削ぎ落とされた感じがして・・・
これを受け入れられなければ
やはり「時代遅れ」なんでしょうねw

大きく時代が変わっている、そんな気持ちでいます。
先日、友人と、彼女の息子さんとカラオケに行きましたが、10代の少年の音楽の聴き方が、全く異なり、これが今なのか、と思い知らされました。
彼の前には、CDもLPも存在しない。
買ったLPが、ハズレと当たり半々、まあまあ、全部いい感じ、など、全く意味はわからないでしょう。
聴く曲も、ラップの音楽には、字幕を追いかけるだけでも大変な私ですが、彼は言葉をかむこともなく、スラスラ歌います。
さらに、歌詞も、私の青春は、ユーミンの深い歌詞をかみ締めて、ああ、いい歌詞を書くなぁ、、、この気持ちわかる、ウマく言い当てているわ、と、共感したものでしたが、今は、ストレート!
そのままの感情が、わかりやすいメロディーに乗って、そのまま歌われる。
もちろん、いろんな曲があるのでしょうが、その時出てきた曲は、誰でもがわかる歌詞でした。
好きと言う言葉を言わずに、いかに伝えるか?その手腕に、美を感じて文学も楽しんでいたので、ストレート歌詞に、あらら、、。
そして、音質、、、これには、違和感を感じる私です。便利さは、すべてを優先すると考えると、もう、そこに耳を傾ける意識もなくなるのでしょうか?
母親は、お寿司屋さんに行っても、マグロの良し悪しもわからないから、この子には100円のお寿司屋さんでいいの、と言っている横で、息子さんが、100円のお寿司大好き!と言っていて、ふーん、と感じた私です。いろんなことが変わり、その速度についていけるか、ついていかなければいけないのか?戸惑いますが、これからも、音楽狂さんのブログ楽しみにしています。よろしく、お願いします。

カビゴンさん、おはようございます。飲み会や出張続きで返事が遅くなりました。現在も移動中です。

さて、音楽のデジタル配信やストリーミング・サービスは今後ますます広がるでしょうが、確かに味気なさは残りますし、私も気に入った音源はこれからも現物で買うと思います。例えば、Lee Ritenourの新譜は既にApple Musicで聞くことができますが、そのかっこよさに私はCDを発注済みです。こういうのは私にとってこれから増えるでしょうし、私にとって買うほどでもない、あるいは聞いたことのない音楽に触れる機会を増やしてくれることは間違いないところです。私はこれまでのように闇雲に購入するのではなく、取捨選択の機会が増えるのだと前向きに捉えるようにしています。

Kさん、おはようございます。

ショップで五感を駆使してCDを選び出すということ自体の頻度が下がっている私ですが、ショップに行ってみないとわからないこともあることは確かです。そういう意味ではたまにでもショップには出没を続けています。

その一方で、Apple Musicは購入の意思決定のためのツールとしては活用余地が大きいと思っています。最近の例で言いますと、Yesが昔の作品の再現ライブを出しています(私が聞いたのはサードと「究極」の再現ライブでした)が、長年の彼らのファンとして関心はあっても、どうなんだろうね〜って不安もありました。実際聞いてみて、あまりのつまらなさに辟易としましたので、無駄遣いは回避できました。そういう効能は十分にあると思いますし、今までスルーしていた過去の名盤に改めて接することができるのはありがたいと思っています。

全面的に肯定するわけではありませんが、便利なツールだと思えば私はそれをどう活用するかって感じですね。

目黒のサンマさん、おはようございます。

私は今の若い子たちの音楽の聞き方はよくわかりませんが、ライフスタイルそのものも昔とは違いますし、スマホも携帯もなかった時代に生きてきた人間にとっては隔世の感があります。

私は直情的な表現もそれはそれでありだと思いますが、一方で含蓄に富んだ深い表現も必要だと思います。それは私がCG依存の昨今の大作映画に否定的なところと共通の感覚かもしれません。

それにしても寿司屋の話はわかりやすい例ですよね。私は食にもある程度こだわりがありますが、「味がわからない」と決めつけるのではなく、どうすればお子さんの審美眼が磨けるかを考えるべきだと思いました。多分音楽も同じで、善し悪しの判断は相応に経験を積んでできると思います。私の娘に音楽に触れる機会を十分提供できているかというと自信ありませんが...(苦笑)。

ハズレ購入を防ぐ目的でApple Musicを試聴に活用するというのは、ハズレ購入がなくなってSaveされたCostを考えるとPayしますね。自分はiTunesのサンプル程度の試聴で充分と思っているので、品ぞろえが充実し、ハイレゾになり、ユビキタスなストリーミングに通信費コストが掛からなくなるまでApple Musicは使わないだろうなあと思いますが。
それから、100円の回転すしと一流の鮨のように、一流のもの、クズなもの、無名だが良いものを見分けられるように、いろいろ試して自分の物差しを作っていくことは大切なことと思います。その意味では、いろいろ試せるという意味ではApple Musicは、意外と良い現象なのかもしれません。

カビゴンさん、続けてこんにちは。

Apple Musicはおっしゃる通り、いろいろな使い方をすれば良いと思いますし、それは是々非々で対処すればいいと考えています。私にとってはむしろコスト・セーブにつながると確信していますが。

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» 私なりの「Apple Music」活用法 [奇天烈音楽館 Strange Kind of Music]
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