Frank Gambale, Virgil Donati, Ric Fierabracciって濃いに決まってるわ(笑)。
"Made in Australia" Gambale Donati Fierabracci (Wombat)
先日,Billy Cobhamのライブ盤を当ブログで取り上げた時に,そこでベースを弾いているRic Fierabracciってどういう人だっけ?ってことで調べていたのだが,このブログではVirgil Donati盤,Eddie Jobson U-Z Project盤,Uncle Moe's Space Ranch等のアルバムで名前が挙がっているから,どういう音楽の人かは大体想像がつきそうなものだ。そうは言いながら,よく知らない人なので,Webで検索してみると,本作の情報に行き着いたのだが,メンツからすれば相当派手なアルバムだと思えて,ついつい欲しいなぁと思ってしまった。だが,現在入手困難化しているようで,なかなか見つからない。しかし,あった,あった。本作をリリースしているWombatレーベルはFrank Gambaleの個人レーベルのようで,彼のサイトでゲットできた。値段,送料ともに安くはないが,Frank Gambaleから,ご丁寧にサイン入りポスト・カードまで付けてもらったのでは,気が利いているねぇと言いたくなってしまった。
それでもって,収録されている音楽であるが,これはもはやジャズの範疇でとらえることは難しいものであり,ほとんどロック化したサウンドである。ハード・フュージョンではあるが,このイケイケ感はやはり燃える。そもそもFrank GambaleもVirgil Donatiも手数は多いし,テクニックもある人たちなので,こういうことになるだろうとは思っていたが,想定した通り,あるいはそれ以上の音が出てきたので,私としては文句は全くない。ここまで行くとやり過ぎではないのかという気がしないでもないが,なんせGambaleとDonatiはオーストラリア出身だけに,故郷でのギグで燃えないわけがない(笑)。
私のように,この手の音楽に燃えてしまうタイプのリスナーは,聞いて興奮すること必定。好き者はちょいとお金と時間が掛かっても手に入れる価値があるアルバムだと思う。曲はGambaleとDonatiが3曲ずつ,Fierabracciが2曲を提供しており,三者が同格のバンドとして演奏していることも楽しめる一因だろう。また,ライブゆえに長尺の演奏が多く(アンコールの"A Little Something"なんて17分近くやっている),現場でもこういう感じでやっていたんだろうと思わせるに十分なアルバム。手に入れられてよかった~という点も込みで星★★★★★としてしまおう。それにしてもよくやるわ。
因みに,本作が録音されたヴェニューはメルボルンにあるEvelyn Hotelというところであるが,ここはホテルではなく,れっきとしたライブ・ハウスである。ホテルでこんな演奏したら怒られるわ(笑)。また,本作のミキシングはT.J. Helmerichが担当しているところに,この人たちの人脈が如実に表れていると思うのは私だけではあるまい。
Recorded Live at the Evelyn Hotel, Melbourne on June 20, 2003
Personnel: Frank Gambale(g), Ric Fierabracci(b), Virgil Donati(ds)
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