ECMの新譜のデリバリー前にCecilio & Kaponoってなんでやねん?(笑)
"Night Music" Cecilio & Kapono(Columbia)
今年に入って,まだCDは購入していないし,デリバリーもされていないが,間もなくECMレーベルの注目作が届くはずである。それは改めてレビューすることにしたいが,その前に聞いているのがCecilio & Kaponoである。昨日のBostonといい,今日のCecilio & Kaponoといい,私の気まぐれもとんでもない状態である。これを正月ボケ,あるいは中国ボケと言うのであろうか(苦笑)。
それはさておきである。Cecilio & KaponoはKalapanaと並んで,ハワイのサーフ・ロック(?)が一時期流行って,その代表格と言われる人たちであるが,このアルバムを聞いていると,完全にAORである。まぁ,本作はLA録音なので,ウエスト・コースト的なテイストが強調されるのもの当然と言えば当然なのだが,ハワイ的な感覚は希薄のように思える。コーラスなんて,CSN&Y的なところもあるのだが,ことさらハワイということにこだわらずに,良質なAORとして聞けば別に大きな不満もない。
しかし,このむさいオッサン2人が向かい合うジャケはなんやねんと思いつつ,このむさい見た目とは全く違う音が出てくるって感じで,随分と懐かしい思いで聞いてしまった私である。寒い冬空のもとには全然合致していないが,まぁそれはそれで私の気まぐれってことで。Alan Pasquaがセッション・ミュージシャンとしてのお仕事として,きっちりバックを支え,Nick DeCaroのストリングス・アレンジが美しいことも評価して,ちょっと甘めの星★★★★。
Personnel: Cecilio(vo, g, hca), Kapono(vo, g), Randy Lorenzo(vo, b), Artie Alinikof(ds), Alan Pasqua(p, el-p, synth), Tom Scott(sax, fl), Kevin Calhoun(perc)
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