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2014年12月25日 (木)

ジャズ・ギタリスト,John Scofieldが楽しめるライブ盤

Pablo_held001

"The Trio Meets John Scofield" Pablo Held (Pirouet)

先日,ショップをうろついていて,気になって購入した一枚である。正直言って,私は昨今のJohn Scofieldの活動にそれほど関心がある方ではなく,私の中では今でもデニチェンとのバンドが最高だったと思っている。だから,MSMWの第2作も購入していないぐらいなのだが,それでも,来年にはAllman BrothersのWarren Haynes率いるジャム・バンドGov't Muleとの共演作"Sco-Mule"のリリースが控えており,「ロックだぜぃ」的なノリを期待する私は間違いなく購入するだろう。

そのJohn Scofiledがドイツの若手ピアニストPablo Heldのトリオに客演するという,極めてジャズ的なセッティングでのライブ盤である。こういう感じの編成でのジョンスコというのは久しぶりのような気がして,ついつい購入してしまうのだから,結局好きなんじゃん(笑)。

編成が普通だからと言って,ジョンスコが普通のフレーズを弾くわけではなく,相変わらずのウネウネ・フレーズを弾き倒しているが,セッション的な演奏だったとしても,これはなかなか悪くないアルバムである。これはリーダーのトリオが,演奏をレギュラーで継続して,コンビネーションがある程度出来上がっているところが大きいのではないかと思う。そこにゲストにジョンスコが加わったからと言って,通常の彼らの演奏ぶりに影響が出ていないところはなかなか立派である。まぁ,3曲目の"Nocturn"前半部のようなアプローチがジョンスコに合っているとは言い難い部分もあるし,ジョンスコらしいところは抑制されているようにも感じるが,全体を通して聞けば,これはなかなかの力作だと思う。

4曲目の"Imaginary Time"はジョンスコのオリジナルにしてはジャズ・フレイバーが強いが,これってBlue Note時代のJoe Lovanoとのクァルテットでやっていたんだねぇ。さもありなん。これが入った"What We Do"って保有していたかどうかもよく覚えていないが,買ってないかもなぁ(苦笑)。

そして,最後はJoni Mitchellの"Marcie"であるが,アルバム"Song to a Seagull"からの渋い選曲。何,ジョンスコがJoni Mitchellを弾くのか?と思ってしまうが,これはアンコール・ピースらしく,ジョンスコはテーマとアドリブを楚々とした感じで弾いているようなものだが,美しくアルバムを締めるには丁度よい選曲だったと思う。こういうのもできるんだねぇと妙な感心の仕方をしてしまった。ということで,星★★★★。

Recorded Live at Philharmonic Hall, Cologne on January 31, 2014

Personnel: Pablo Held(p), Robert Landfermann(b), Jonas Burgwinkel(ds), John Scofield(g)

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コメント

あのね、ブログ内容とはかけ離れてしまうけど 楽しく拝見させて頂いたている お礼に メリー・クリスマス オススメのCD カラヤンのクリスマス アダージョ なかなかいけるよ×5です 来年もよろしくね!

シマチャンさん,こんにちは。返事が遅くなりました。

昨日仕事納めでしたが,毎夜毎晩の忘年会で,結構疲れました。12/24~25は岡山に出張していましたしねぇ。

カラヤンのアダージョ集はいろいろありますが,クリスマス仕様のものもあるんですねぇ。ある意味凄いです。

今年はご愛読(?)頂きましてありがとうございました。来年もぜひよろしくお願い致します。

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