4度目のBand Aid
"Do They Know It's Christmas?(2014)" Band Aid 30 (Virgin)
早いもので,初代Band Aidから30年が経過してしまったが,最初のBand Aidによるこの曲がリリースされた時は,キラ星のごときブリティッシュ・ロック/ポップのスターたちの登場するMVに目が釘付けになったものである。その後,米国ではUSA for Africaが出てきて,音楽的な嗜好としては米国の方が強い私にとっては,"We Are the World"のミュージシャンたちは更に刺激的に映ったことも懐かしい。
当時はインターネットもない時代であり,チャリティやファンド・レイジングの手段は限られていたので,それらはそれらで時代としての意義はあったと思う。だが,時代は変わって,何もこうした音楽によらずともチャリティはできるので,最初のBand Aidの頃の熱狂は,今回は感じられないように思える。更に,こうした活動そのものに賛否両論があるのも事実だろう。そもそも,今回買ったEPでBand Aid II,Band Aid 20の演奏も初めて聞いた私であるが,こうしたCDを購入することで,何らかの貢献ができるのであれば,それはそれでよしとすればいいだろう。東日本大震災の後には,"Music for Japan"というチャリティ・コンピレーションもあったのと同じことである。
だが,今回出演のミュージシャンの名前を聞いても,半分ぐらいしか知らないってのが実態で,昨今の英国系の音楽をあまり聞いていないことを今更ながら感じる私である。正直言って,やっている曲も毎回,基本的に同じなのだから,そんなに大きな変化もないように思えるし,そもそも歌っている歌手の声の違いを認識できないってのがきついなぁ。
まぁ,こうしたミュージシャンの活動に目くじらを立てる必要もないし,主旨に賛同する人は購入すればいいし,賛同しない人は黙殺すればいいのである。チャリティってのはそういうものだと私は思う。私にとっては本作は音楽的な評価の対象ではないので,星もつける必要はないが,時代の変化により,やはり30年前とは役割とか意義は大きく変わったよなぁと思わざるをえない。
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