超先行発売されたWayne Krantzの新作。Krantzらしさ炸裂である。
"Good Piranha Bad Piranha" Wayne Krantz(Abstract Logix)
Abstract LogixレーベルのWebサイトでは11/18リリースという告知が成されているWayne Krantzの新譜が,なぜか2か月以上も前なのにDUから入荷のメールが...。Krantzの結構なファンである私としては,これは早速ゲットせねばということで,出張先の帰り道にDUに立ち寄っての購入である。
これが実に不思議な構成のアルバムである。全8曲であるが,前半4曲と後半4曲はメンバーが交代しているものの,全く同じ曲を2度演奏しているのである。メンツの違いによる演奏の差異を楽しませる構成と言ってもよいかもしれないが,やっているのはカバー曲である。Thom Yorke,Ice Cube,Pendulum,そして懐かしやMC Hammerの曲をやっているのだが,これがいかにもKrantzらしいヘヴィー・ファンクで,Krantzファンの私としては無茶苦茶嬉しくなってしまった。
演奏は2種類のトリオにより演じられるが,前半は前回の来日公演と同じNate Wood~Keith Carlockとのトリオ,後半はNate Woodがベースからドラムスへ代わり,ベースをTim Lefebvreが担当するという布陣である。私は前回の来日をBillboard東京で見たが,それももう2年前のことになってしまった。月日の経つのは早いものだが,それにしてもこれはいかにもKrantzと言うべき演奏集であり,前作"Howie 61"に対して否定的であった私としても,この作品のような演奏であれば何の文句もない。Wayne Krantzかくあるべしという演奏なのだ。もともと,お馴染み55 Barでカバー・ナイトをやったのが契機となってのレコーディングであったようだが,Krantzが"Realized it didn't matter what songs we play, we still do our thing."と書いているように,曲は素材に過ぎず,それを彼ら流に料理したものということになるわけだ。
いやいや,それにしても,どこから聞いてもこのWayne Krantz節には痺れてしまう私である。ファンの弱みとして星★★★★★としてしまおう。やっぱりKrantz,最高だぜい!(マイキーはどうすんねん?)。
それにしても,このジャケの装丁というか色使いはまるで「ノルウェイの森」だと思ったのは私だけだろうか?内容は全然関係ないが...(笑。当たり前だ!)。
Personnel: Wayne Krantz(g), Nate Wood(b, ds), Tim Lefevbre(b), Keith Carlock(ds), Gabriella Anders(vo)
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» Wayne Krantz Good Piranha - Bad Piranha [JAZZとAUDIOが出会うと。。。]
Wayne Krantzの新作が出る情報を ただ、発売はずいぶん先だったので悠長に構えていたら、某実店舗(ユニオン)ですでに売っているという情報を得まして、いそいそと買いに出かけたのでありました。
Wayne Krantzも出たら買いしていて、というか直接購入もダウンロードも辞さず買い漁ってる感じです。
最近作は↓
Wayne Krantz Live at Iridium 2012 (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/61487506.html)
..... [続きを読む]
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超先行リリース情報ありがとうございました。
速攻、いそいそと買いに行ってきました。(紹介まで時間かかり過ぎですが。。(汗))
2つのユニットで同じ曲を2回ずつ聴くことになるアルバムですが、あまりそういう
ことを気にせず、ただただWayne Krantzのサウンドを堪能しました。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
投稿: oza。 | 2014年11月15日 (土) 18時17分
oza。さん,おはようございます。TBありがとうございます。
クラシックでは同じ指揮者,違うオケ,違う録音時期の同一曲を比較するっていう企画はあったかもしれませんが,この手の音楽では極めてまれな取り組みではないかと思います。でも,演奏はKrantz好きにとってはウハウハ,ウヒウヒの世界でしたよね(笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年11月16日 (日) 10時20分