ジャケの雰囲気が前作と全然違ってびっくりのRuthie Foster
"Promise of a Brand New Day" Ruthie Foster(Blue Corn Music)
一昨年リリースされたRuthie Fosterの"Let It Burn"はジャケの雰囲気からしてもいいだろうと思わせ,内容も優れた一作であった(記事はこちら)。そのRuthie Fosterの新作がリリースされたのだが,前作と全くジャケの雰囲気が違っていて,それで面食らってしまった。何てたって,前作はモノクロの渋いジャケだったが,今回は「お花畑のRuthie Foster」なのだ。びっくりして当たり前である(笑)。だが,前作であれだけ素晴らしい作品を作った人である。やや不安はあったものの,勇気を出して購入である。
そして,現物が届いて驚いたのが,本作をプロデュースしているのがMe'Shell Ndegéocelloなのである。彼女は全編でベースも弾いており,どういう付き合いなのかは知らないが,才能には才能が吸い寄せられるってことだろうか。Me'Shell NdegéocelloはJason Moranの新作のプロデュースにも関わっていて,最近,プロデューサー業に精を出しているのかと思えてしまうが,Ruthie Fosterとの邂逅がどういう効果を生み出すのかについては,クレジットを見て俄然期待が高まった私である。
音楽に関しては,魅力的なブルーズ・アルバムであり,フォーク・タッチも含むソウル・アルバムであることは間違いない。2曲目にゲストで参加するDoyle Bramhall IIのギターもカッコいい。しかし,私には前作の方がインパクトが強かったし,よりディープな魅力を感じたのも事実である。ジャケットの印象通り,やや前作よりはライトな感覚が強いように思えるが,あまりヘヴィーになり過ぎてもねぇというリスナーにはこれぐらいの方が丁度いいのかもしれない。多分,これは伴奏陣にもよる部分もあるように思えるが,結局こうなるとリスナーの個人的な好き嫌いに依存するかもしれない。私の場合は前作の方が好みだったように思えるが,これはこれで評価したいと思わせる佳作。星★★★★。前作も久しく聞いていないから,また聞いてみるとするか(爆)。
Personnel: Ruthie Foster(vo), Me'Shell Ndegéocello(b), Chris Bruce(g), Ivan Edwards(ds), Jebin Bruni(key), Nayanna Holley(vo), with Doyle Bramhall II(g), Toshi Reagon(vo)
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