出張中に見た映画:14/8~9月編その2は「相棒 劇場版III」
「相棒 -劇場版III- 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」('14,東映)
監督:和泉聖治
出演:水谷豊,成宮寛貴,伊原剛志,釈由美子,宅麻伸,及川光博,石坂浩二
これは中国出張の帰路に見た映画の一本目である。通常なら片道一本しか見られないものが,二本見られたのは北京の大雨によるディレイのおかげであるが,正直なところ,こんなものを見ようと思ってしまった自分の選択を大いに恨みたくなるような愚作である。
そもそもストーリーがくだらないし,無茶苦茶である。テレビでは実現できないスケールを,映画によって実現しようとするのはわからないではないが,ここで設定された舞台そのものが陳腐かつ表現も陳腐に過ぎて,失笑をもらさざるをえないような作品なのだ。私は水谷豊演じる杉下右京が,「孤島」に出張中にもかかわらず,「マイカップ&ソーサー(?)」でお茶を飲んでいるシーンからしておかしいだろうと思ってしまったわけだが,いずれにしても,この作品,辻褄の合わないことだらけである。
私はこんなくだらない作品を作るぐらいなら,TVシリーズでちゃんとファンの心をつかみ続ける制作体制を取ることを勧めたくなる。そもそも,TVシリーズのファンがこの映画を見に行けば,絶対がっかりして家路につくはずなのだ。私のように機内エンタテインメントでタダで見ている人間はまだしも,これははっきり言って「金返せ!」と言いたくなるような低レベルの作品である。
民兵組織だ,テロリストだ,あるいは自衛隊と警察の確執だと,訳のわからないストーリーを考える暇があるなら,もう少し人間ドラマとして見応えのある脚本ってものがあるだろう。演出,脚本,そして演技のどれを取っても,全然評価できない駄作。特にこの脚本は許せないほどの低レベルであり,こんなものは無星で十分。見るだけ時間の無駄と言っておこう。
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