Marisa Monteの魅力は不変であり,かつ普遍的である。
"Verdade, Uma Ilusão" Marisa Monte(EMI)
私がMarisa Monteのアルバムを初めて聞いて痺れてしまったのは,"Verde Anil Amarelo Cor de Rosa & Carvão"でのことであった。それ以来,彼女のアルバムは買い続けているし,いつまで経っても魅力的な人であることを再認識させられた新作である。本当にこういうのを変わらぬ魅力と言う。本作はDVDも出ているが,私はあまり映像は見ないので,購入したのはCDである。
Marisa Monteの魅力は彼女の声と,そのコンテンポラリーな感覚ではないかと思う。本作には弦楽クァルテットが参加しているが,単なる添え物のストリングスとしての効果よりも,一歩踏み込んだ使われ方がされていて,それがまたモダンな感覚を強める効果を生んでいると思う。
それにしてもいい曲が多いねぇとつくづく思わされるが,楽曲のタイプも多様であり,この人の引き出しは相当だと思ってしまう。"Sono Come Tu Mi Vuoi"なんて,ムード歌謡みたいだと思っていたら,イタリアの曲だったのねぇ。なるほど。ということで,CDでも17曲というかなりのボリュームなのだが,これなら飽きることもないし,何回でも聞きたくなってしまうというアルバム。いや~,いいねぇ。ブラジル音楽に興味があろうがなかろうが,多くのリスナーに訴求しうる魅力を持つ音楽だと私には思える。ということで,ここは星★★★★★にしてしまおう。
こういう演奏を聞かされてしまうと,是非ライブを見てみたいと思ってしまう私である。最近ではライブに行く機会も増えた私だが,彼女が前回日本に来た2007年当時というのはほとんどライブに行っていない頃のはずである。前回は惜しいことをしたが,次回来日することがあれば,絶対行くぞ~。
Recorded Live at Grande Sala Cidade das Artes, Rio de Janeiro on August 2 & 3, 2013
Personnel: Marisa Monte(vo, g), Dadi(g, ukulele), Denge(b), Lucio Maia(g), Puppillo(ds), Carlos Trilha(key, prog), Pedolo Mibielli(vln), Glauco Fernandes(vln), Bernardo Fantini(vla), Marcus Ribeiro(cello), Lautaro Greco(bandneon)
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私は渋谷のオーチャードでのコンサート行きました。トリバリスタス発表後に長い産休子育てに入り、それが一段落してインフィニート・パルチクラーとウニベルソ・アオ・メウ・ヘドールを同時発売した後のワールドツアーだったと思います。一昨年のロンドンオリンピック閉会式にブラジル代表として歌を披露しに出てきた時は、ブラジルを代表する歌手になったのだなと、デビュー当時から知るものとしては感慨深いものがありました。この作品は、ライブということもあり、未聴だったのですが、今度聴いてみます。
投稿: カビゴン | 2014年8月 8日 (金) 16時54分
カビゴンさん,こんばんは。
これ,いいと思います。お気に召すかはわかりませんが,普遍的な訴求力からすれば,間違いありません(笑)。お聞きになったらご感想を是非。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年8月 8日 (金) 21時50分
今日は。
このアルバムHMVで来月発売になるので他に取り寄せ分と抱き合わせで先程発注しました。
早くて10/10と言う予定(汗)なので忘れた頃に入手出来そうです。
ライブ盤と言うのが魅力です。
ご紹介有難うございました。
投稿: EVA | 2014年8月10日 (日) 10時17分
EVAさん,こんにちは。
今回もLPでお買い上げでしょうか?これは非常に楽しめるアルバムだと思いますが,お気に召せば幸いです。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年8月10日 (日) 13時26分
残念がら今回はLPはないですね。
CDですがマクラフリンも良かったです。
LPではジャケが秀一だったINGRID MICHAELSONも良かったです。
投稿: EVA | 2014年8月10日 (日) 15時07分
EVAさん,こんばんは。
そうなんですね。John McLaughlinのアルバムはあれはあれでなかなかよかったと思いますが,ライブはもっと強烈な気がしました。でもなぜ客が少ないのか,私には不思議で不思議で...。
Ingrid Michaelsonもまだ記事をアップしてませんでしたねぇ。いかん,いかん。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年8月10日 (日) 21時28分