Dick St. Nicklaus:関西限定発売だったって,一体なんやねん?
"Magic" Dick St. Nicklaus(Epic)
このアルバム,日本で最初にリリースされた際には関西地区限定発売だったはずである。その後,全国発売になったが,本国で売れたという一切聞いたことはない。しかし,そういう商売の仕方があったというのは今にしてみれば面白い。大阪の輸入盤ショップから火がついたから,そういうやり方になったようだが,まぁタイトル・トラックの哀愁度は,関西人でなくても気に入りそうなものだ。しかし,アメリカ人も大して聞いたことがないであろうようなアルバムが,数年前には紙ジャケでも再発されてしまうのだから,日本という国は全くどうなっているのかとさえ思ってしまうが,それほどこのアルバムにノスタルジーを感じる人もいるってことだろう。大体自分も買っているくせに何を私は言ってんねん?(爆)
まぁ,音楽としては,典型的なAORっていう気もするが,そこに若干のソウル/ファンク的なフレイバーを感じさせるところがこの音楽の特徴ってところだろう。いずれにしても,このアルバムを買っている人間は,私自身を含めて完全にノスタルジーに駆られているとしか言いようがないが(笑),今から35年近く前の自分にこの音楽を重ねているというところだろう。今のロックを聞いている人にしてみれば,これはゆる~い音楽に聞こえることだろうと想像してしまうが,いいのである。例えば,これがEaglesやらDoobiesのようなビッグ・ネームのアルバムを聞いているのであれば,ノスタルジーにはならないような気がするが,このゆるさゆえに感じる甘酸っぱさ。あの頃私も若かったってやつだ(爆)。
本作に入っている曲は,あくまでもそこそこのクォリティは保っているものの,後世に残る名曲というようなことはないと言ってよい。どこかで聞いたような既視感たっぷりのアレンジの曲もあって,まぁそういう時代だったのよねという感覚を呼び起こす。サウンド的にも,Leland Sklarのベースが当時のディスコ・ミュージック的な感覚を感じさせるところが,やはりノスタルジーなのだ(笑)。
ということで,音楽についてはほとんど何も書いていないような記事になってしまったが,気まぐれでこういう音楽を聞きたくなることもあるのだから仕方がない。まぁ評価としては大甘でも星★★★☆が精一杯だとしても,懐メロは懐メロとして捉えればいいと思う。ということで,次はAirplayでも聞くかな(笑)。
それにしてもおかしな記事を書いてしまった(苦笑)。
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