中古で拾ったTony Malaby入り正調フリー・ジャズ
"Tone Collector" Tone Collector(Jazzaway)
先日,中古盤屋をうろついていて,何の気になしに見たTony Malabyのコーナーに,まるで見たことのないCD発見である。ジャケを見れば,Tony Malaby入りのピアノレス・トリオのライブである。おぉっ,これは激しそうだということで,ジャケは全く食指をそそろなかったものの,値段も安かったのでゲットしてきたが,これがこれからの暑苦しい梅雨や夏に向けて「ぴったり(笑)」の正調フリー・ジャズであった。
Tony Malabyってのはミュージシャンズ・ミュージシャンとも言われ,世間一般のポピュラリティとはほぼ無縁の人だと思うが,実力は間違いないことは彼のアルバムを聞いたことがある人であればお分かり頂けるだろう。私はこのブログにもDaniel Humairとの共演作である"Full Contact"やStephane Kereckiとの"Houria"等を取り上げているが,フリー派のテナー奏者として,聞き手を熱くしてくれる人である。それでもって,このアルバム,何のこっちゃのジャケだったが,ベースのEivind Opsvikってどこかで見た名前だと思いつつ(後で確認したら,David Binneyのアルバムに参加していた),Malaby入りのトリオでライブなら大丈夫だろうということで購入してきたら,これがまさに期待通りというか,昨今ではあまりお目に掛かれないフリーらしいフリー・ジャズであった。
こういうアルバムからノルウェイのレーベルから出てくるのは意外な感じもするが,JazzawayレーベルのWebにはちゃんと"The New Wave of Norwegian Jazz & Improvised Music"と書いてあるから,何も北欧らしくなくてもいいわけだ(笑)。こういう音楽は,万人向けではないとしても,好きな人間にはたまらないものがあるということで,本作も私は結構気に入ってしまった。とにかく,私は気候が暑くなりだすとフリー・ジャズに走る傾向が出てくるが,これもそんな私の嗜好にフィットしたってことである。だからと言って,一般の皆さんには「最高っ!」ってな感じではお薦めするものではないとも思っている。だが,好きなものは好きなのである。
しかし,それにしてもこのジャケは...って感じではあるが,やっぱりたまにはこういうフリー・ジャズを聞かねばいかんなぁと思ってしまった。静と動のバランスもなかなかよく,星★★★★。尚,ライブにしては特筆ものの音のよさだと思えたが,PCやiPodでの感覚なので,違っていたらごめんなさい(爆)。
Recorded Live at the Glenn Miller Cafe in Stockholm in August, 2004
Personnel: Tony Malaby(ts), Eivind Opsvik(b), Jeff Davis(ds)
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コメント
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こんばんは。
このCD持ってました(過去形)。
確か、トニー・マラビーがアルバート・アイラーの
ほぼイタコ状態だったかと・・・・・・
体調が思わしくないときは、ちょっと厳しい音でした。
投稿: Izu-Ocho | 2014年5月26日 (月) 20時40分
Izu-Ochoさん,こんばんは。
確かに体調が悪い時に聞くもんではありませんねぇ。Aylerのイタコ状態...。笑いました。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年5月26日 (月) 21時34分