Bob Reynolds:メンツはよくてもリーダーがなぁ...
"Somewhere in Between" Bob Reynolds (自主制作盤)
全く見ず知らずのミュージシャンであるが,John Mayerのゲスト参加や,その他のメンツにつられて購入したものである。Eric Harlandは言うまでもなく,渡辺香津美とも共演しているJanek Gwizdara,昨年Will Leeのバンドで来日したOli Rockberger,そしてベテランBashiri Johnsonである。更にもう一人のゲストとしてAaron Parksの名も見えるのだから,期待してしまう。
このBob Reynoldsという人,Fresh Sound New Talentからもアルバムはリリースしているようだが,本作の購入の最大の要因は,やはりJohn Mayerの名につられたというのが正直なところである。Bob ReynoldsはJohn Mayerのツアーに参加しているようなので,その縁でのゲスト出演であることは間違いない。
そのMayerは2曲に参加して,いかにも彼らしいギターを聞かせていて,それ自体は問題ない,というよりMayerらしいカッコいいフレージングを聞かせる。そして,冒頭の"Creep"から聞き易くもいい感じのイントロ(Aaron Parksらしいピアノと言ってよい)で始まり,おおっ,これはなかなかいいのではないかと思っていたのだが,その後が続かない。本作のバックを固めるメンツは決して悪くないのだが,いかんせんリーダーのサックスが平板で,音もフレージングも魅力に欠けるというのが難点である。
だから,バックの演奏を聞いている分には,あまり問題ないのだが,リーダーのサックスが鳴り出すとこれはダメだと思わせる。名匠Matt Pearsonのプロデュースをもってしても,この程度のアルバムに留まったというのは,それはこのBob Reynoldsという人の限界である。これだけのメンツを集めながら,惜しいと言わざるを得ない。
ということで,メンツ買いはギャンブルみたいな部分があることは事実としても,これははずしたなぁと思わされた一枚である。本人はこれはストレートなジャズでもなく,ポップでもなく,その中間,即ちアルバム・タイトルの"Somewhere in Between"だとライナーには書いているが,こっちから言わせれば,こういうのを中途半端って言う。バック・バンドに免じて星★★。まぁ,購入した私の自己責任だが,これはダメだな。
Recorded between December 16 and 18, 2011
Personnel: Bob Reynolds(ts, ss), Eric Harland(ds), Janel Gwizdala(b), Oli Rockberger(p, el-p, org. clavinet), John Shannon(g), Bashiri Johnson(perc) with Aaron Parks(p), John Mayer(g)
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