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2014年2月14日 (金)

美的感覚の極致:Lars Danielsson & Leszek Możdżer

Pasodoble "Pasodoble" Lars Danielsson & Leszek Możdżer(ACT)

本来であれば,この二人が入った新作の"Polska"を取り上げなければならないところだが,そちらは別稿に回すとして,まずはこのアルバムについて書きたい。私はEnrico PieranunziとECM系のアーチストを除けば,遅れてきた欧州ジャズのファンなので,この人たちの演奏に触れたのは随分後になってからのことである。このアルバムも,昨年の暮れにブログのお知り合いのkenさんが取り上げられるまで,実は認識していなかった作品である。だが,これが美的音源の塊と言うべき,あまりにも美しいアルバムだったのには心底驚かされてしまった。

ポーランド出身のLeszek Możdżerとスウェーデン出身のLars Danielssonということで,どちらも冬は厳しい国の出身である。だが,寒い冬がとろけるような美しい音楽を奏でていて,まさにこれは冬向きの音楽ということになるのではないだろうか。凍えるような冬に,部屋の中でこの音楽を聞いていれば,心地よいこと間違いなしである。クレジットを見れば,やはり冬に録音されていて,季節感が音から溢れているって感じなのだ。

正直なところ,私はこの二人にZohar Frescoを加えたトリオの作品("Live"や"Polska"等である)に完全にのめり込めていなかったので,このアルバムはどうなのかなぁと思いつつ,どうしても気になって購入したものなのだが,次から次へと美しい旋律が紡ぎ出されてきて,とにかくうっとりしてしまったというのが正直なところである。電車でこれを聞いていて,思わず乗り過ごしそうになったというのは大袈裟に聞こえるかもしれないが,まさに「時さえ忘れて」状態だったのである。私も長年音楽を聞いているが,今まで聞いてきたピアノとベースのデュオ作品の中でも最も美しいと思ったと言っても過言ではない。それほどの魅力的な音源だったのである。

タイトル・トラックのようにややアップ・テンポの曲もあるが,全てにおいてこれほど美的なアルバムはなかなかお目に掛かれるものではない。書かれた部分と即興の部分の境も全くわからないと言ってよいような作品である。もっと早く聞いておけばよかったと思わず後悔した一作。この美しさには私には星★★★★★以外はない。まじでいいですわぁ...。こういう音楽を臆面もなく好きだと言ってしまう私は,やはりネクラなのだろうなぁ(爆)。でもいいものは本当にいいのだ(きっぱり)。美的音楽を愛するそこのあなた,聞きなさい!!(笑)

これを聞いた後,iTunes Storeに彼らのライブ音源(このアルバムの収録曲多し)があるのを見つけて,即ダウンロードしたことは言うまでもない。そちらはまた改めて。

Recorded in December 2006 and January 2007

Personnel:Lars Danielsson(b, cello), Leszek Możdżer(p, celesta, harmonium)

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ジャズ(2014年の記事)」カテゴリの記事

コメント

遅くてもいいです。笑
あとで、、とらばしよ。

 Lars Danielsson もう私もぞっこん惚れ込んでいます。

Suzuckさん,続けてこんにちは。

いやぁ,これにはまいりました。あまりの美しさに息をのむって感じでした。こういう作品を聞き逃しているってのはいけませんね。でもこうして聞けてよかったです。

TBお待ちしております。

風呂井戸さん,こんにちは。TBありがとうございます。

それにしても,Lars Danielsson,いい曲を書きますよねぇ。何とも印象的なメロディも聞かせ,これは素晴らしい作品だと思いました。

追ってこちらからもTBさせて頂きます。

これいいですよね♪

人によっては感情過多といわれるダニエルソン、クールで透明なモジュジェルと溶け合って出来る世界いいですよね。
そうなんですね、ダニエルソンの曲もいいですよね。好き。。

Suzuckさん,こんばんは。TBありがとうございます。

「感情過多で何が悪い!」と開き直りましょう。いいです,絶対。このアルバムは好きですねぇ。曲がよ過ぎですよ(笑)。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

閣下も寝不足ですね。 笑
珍しく、タイトルの綴りが。。

Suzuckさん,こんにちは。大変失礼しました。訂正しておきました。

欧州のジャズって、良い意味で「室内楽」的な良さがありますよね。ネットのライヴ音源を聴いて、彼らのデュオの良さを知りました。
静謐な感じバカリだと飽きるのですが、ボクはLeszek Możdżerの尖った感じが、いいなあ、と思ってます。

kenさん,こんにちは。TBありがとうございます。

冬が厳しいと,音楽にもそうした要素が反映するように思える一作でした。いずれにしても,この美メロの連発にはため息が出る思いです。素晴らしい作品をご紹介頂きましたことを改めて感謝します。

こんばんは。
こちらの記事読んではまりそうだったので、早速聞いてみました。いや〜暖かなメロディといい、響きといい、ベースとピアノの温度間の違いがいい感じで素晴らしいです。
そのうち僕も記事にしようとおもいます。

とっつぁんさん,こんばんは。

そうでしょう,そうでしょう(笑)。この美的感覚をお分かり頂けるというのが何よりも嬉しいです~。記事のアップをお待ちしております。

音楽狂さん、こんにちは。
サウンド的に澄み切っていても紡がれる音楽が暖かくて、おっしゃるとおり美的感覚の極みってほんとそのとおりですね。暖かくなってきたものの冬にきくとこの世界にはまります。
この作品きけてよかったです。
僕も記事にしましたのでリンクさせていただきます。
http://musicpromenade.blogspot.jp/2014/03/lars-danielsson-leszek-mozdzer-pasodoble.html

とっつぁんさん,こんばんは。リンクありがとうございます。また,返事が遅くなりまして申し訳ありません。

そうですよねぇ。この世界,はまると絶対抜けられないというか,抜けたくないです。この甘美な旋律は本当に素晴らしいと思います。追って,そちらにもお邪魔させて頂きます。

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