Aaron Parks参戦記(続)
Aaron Parksのライブ参戦記の続きである。昨日の記事にも書いたが,この人のリリカルなピアノは一級品だと思った。そして,織り交ぜられるフォーク・タッチには往年のKeith Jarrettのような響きも感じさせたが,Keithよりもタッチが柔らかい感覚なので,非常に聞き易いピアノだと思えた。いずれにしても,左手も強力なのが印象的で,きっちりとピアノのトレーニングを受けているのだろうと感じさせるに十分であった。
演奏はどれも聞きごたえのあるものだったと思えるが,曲名はわからなかったのだが,Monkのような曲を演奏したものは,若干フィット感に欠けるというか,この人のソロ・ピアノは,スイング感覚を感じさせるよりも,美しいメロディ・ラインを奏でる方が合っていると思えた。だが,総じて言えば,この人が相当の実力者であるということを実証したライブであり,今後に期待が持てるピアニストであることを示していたと思う。終演後,彼とちらっと話したのだが,ECMではホーン入りのクインテット・アルバムが吹き込めればいいなぁというような話をしていたし,Blue Noteから出た"Invisible Cinema"のフォロー・アップ盤も計画中ということだった。
いずれにしても,話をしていても,非常に好感度の高い青年であり,育ちのよさを感じさせる人であったと言っておこう。写真は今回の戦利品と,Aaron Parksに対して,iPhoneで当ブログの画面を示し,「去年のベスト・アルバムの1枚に君のアルバムをピックアップしたんだぜぃ」と話す私。顔はいつものようにモザイクかけてます(笑)。
Live at Cotton Club on February 6, 2014,セカンド・セット
Personnel: Aaron Parks(p)
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私もKeith Jarrettに似ているなあと思いました。似ているなあというのは、模倣ということでなく音色、構成、展開、などでしょうか、そこはかとなく。纏まりのある端正な曲に仕立て上げるなあと。それと、歌い出すところも。ファーストも人数としては半分くらいでしょうか。勿体無いことです。
投稿: カビゴン | 2014年2月 8日 (土) 23時50分
カビゴンさん,こんにちは。
確かによく唸ってましたよねぇ(笑)。タッチは違うのですが,構成力では結構Keithに近いものがあるように感じました。Keithファンには怒られるかなぁ(苦笑)。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年2月 9日 (日) 11時13分
いろんな情報をありがとうございました。m(_ _)m
今回は、ティエリー・ラングに焦点あわせていたら、、
嬉しいことにアーロン・パークスのソロと繋がって、、二日続けて天国のようなおもいをしました。たまには、、いいとおもうのだ。笑
アーロンは、やっぱり、ふしぎちゃんなピアニストだな、、と、思いました。
静寂というよりは幻想的な世界だったな。。と、思ったりして。。
素晴らしい集中力と創造性。。繊細さ、大胆さ、この方は何でももってるんじゃないかと思ったりして。
やはり、気になるピアニストであることを確信したライブでした。
あ、弾き語りか!って、くらい、、歌ってましたね。 笑
投稿: Suzuck | 2014年2月10日 (月) 19時04分
Suzuckさん,こんばんは。TBありがとうございます。
Thierry Langは行きたかったんですが,場所も日程も合わなかったというのが実態です。残念です。
Aaron Parksは予想通りというか,非常に引き出しの多さを感じさせるピアニストでした。まだ発展途上って気もしますが,十分いい演奏でした。
ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2014年2月10日 (月) 21時29分