ホリデイ・シーズンに向けて:今年は吉田美奈子で行きましょう。
12月になって,世の中がホリデイ・シーズンに突入するとどういう音楽をBGMにしようかと悩むのだが,CDを整理していて,久々に出てきたのがこのアルバムである。
本作は元来,自主制作盤として,3,000枚だけプレスされたものらしいのだが,私が保有しているのは2002年にAVEXからリリースされた再発盤である。しかも悪名高きCCCD盤である。だから,買う時には相当躊躇したはずだが,今となってはCCCDは気に入らないものの,これでさえもなかなか手に入れるのが難しい状況では,買っておいてよかったと思える作品である。
このアルバムは日本人が演じたホリデイ・シーズン向きの音楽(表現を変えればクリスマス・ソング)の中で,ゴスペル的な響きさえ感じさせるものとして,高く評価されなければならない音楽だと思う。本作に入っているどの歌唱も,ソウルを感じさせ,非常に素晴らしいものだと思うが,中でも2曲目の"Christmass Tree"は記憶に留めるべき佳曲である。
この曲はアルバムの制作の背景や,その後の流通状況から,多くの人の耳に触れる機会はないかもしれないが,知っておいて絶対損しない歌である。ちなみに歌詞は次のようなもの:
嫋やかな翼をたたえた
時の隙間抜って訪れた事を
ひとつずつ Tableau にしていく
夢で見た気がする色に染め上げて
拡がれ空からの贈り物
永遠を思わせる様な
星達の瞬きにゆだねてみる
街の灯が輝き増すたびに
魅せられる程の物語りがある
傍らに座る影の様な
悲しみが時々何か届けても
ひとつずつCandleに託し
灯す光にほら 心暖める
聞こえる? 精霊の羽ばたきが
あなたにも微笑みかける
夜はもういつの日も素敵なChristmas
毎日が祈りときらめき
だから心込めて
Christmas treeに飾ろう
まずは聞いてみて頂ければ私の言い分もわかるはず...。
これは決して売れ線の音ではないが,静かにホリデイ・シーズンを過ごし,神に感謝するというシーンにおいては相当の力を持つ音だと言ってよいだろう。吉田美奈子,恐るべしである。
ライブにおいて,吉田美奈子が"Christmass Tree"を歌っている映像もあったので,そちらも貼り付けておこう。音程が苦しいところもあるが,これはソウルだ...。
« 突如現れたRy Cooderの77年ライブをようやくアップ。 | トップページ | Bobby Caldwellを聞いてまったりしてしまった(笑)。 »
「ソウル/R&B」カテゴリの記事
- 2025年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)(2025.12.28)
- Steve Cropperを偲んで"Dedicated"を聞く。(2025.12.10)
- 3月のライブを見逃したことを強く後悔したMavis Staplesの新作。(2025.11.27)
- Dionne WarwickボックスからDisc 3を聞く。(2025.11.05)
- 先日購入のDionne WarwickボックスからDisc 2を聞く。(2025.10.17)
「ポップス」カテゴリの記事
- Stephen Bishopのベスト盤を久しぶりにプレイバック。(2026.01.22)
- 2年も前に出ていた原田知世のカヴァー・アルバムを今頃聞く。(2025.12.02)
- Dionne WarwickボックスからDisc 3を聞く。(2025.11.05)
- リリースから35年!今なお瑞々しさが変わらないPrefab Sproutの傑作。(2025.11.01)
- 先日購入のDionne WarwickボックスからDisc 2を聞く。(2025.10.17)
« 突如現れたRy Cooderの77年ライブをようやくアップ。 | トップページ | Bobby Caldwellを聞いてまったりしてしまった(笑)。 »


































































コメント