Elvis CostelloとThe Rootsって本当に合うのかと思ったが,これがいけている。
"Wise Up Ghost" Elvis Costell & the Roots(Blue Note)
私はThe Rootsがソウル界の人たちと共演したアルバムは押し並べて高く評価している。John Legend然り,Booker T. Jones然り,そしてBetty Wright然りである。The Rootsの?uestloveによるプロデュースは非常に適切,的確で,こうしたミュージシャン達の魅力をあぶり出していたと思う。しかし,今回はElvis Costelloである。ちょいと畑が違うだけにCostelloも結構好きな私としては若干の危惧もあったが,それは完全に杞憂に終わった。
そもそもこの人たちは,The Rootsがハウス・バンドを務める"Late Night with Jimmy Fallon"での共演で意気投合したらしいので,まぁ相性はよかったんだろうと思うが,これが想定外のよさなのである。ここではElvis CostelloがThe Roots寄りにソウル的な感じで歌っていて,ロック的な要素は希薄である。だが,The Rootsの面々の伴奏に乗って,これがしびれる出来なのだ。Costello,ある意味ではチャレンジャーであるが,見事に楽々クリアしてみせた。さすがだ。
私はDeluxe Editionをオーダーした自覚はなかったのだが,私のところに届いたのは15曲入りのDeluxe Editionであった。ジャケからしてまるでブックレットのような感じで,そこにCD盤が刺さっているような感じである。こういうのはあまり見たことがないが,そんなことはどうでもよく,ここでの音楽は新たな領域に取り組んだCostelloこそが最大の注目点であり,そして成果である。さすが,才能のある人は何でもできるのねぇと感心してしまうが,いいものはいいのである。
私はCostelloが結構好きとは言え,熱烈なファンとは言えないレベルである。もしこの作品を,Costelloの本流のファンが聞いたらどう思うのかについては非常に興味深い。Costello自身はBill Frisellとやったり,Burt Bacharachとやったりと,相当芸風は幅広いがそれでもやはりこれはびっくりさせられるだろうなぁ。通常盤の最後に入っているはずの12曲目"If I Could Believe"はまさにCostello節で,これでファンは溜飲を下げる思いをするのかもしれないなぁと思いつつ,私は本作での新しいCostelloを十分に楽しんだ。非常に優れたアルバムとして星★★★★☆
Personnel: Elvis Costello(vo, org, p, key, b, g, melodica), Kirk Douglas(g, vo), Ray Angry(key), James Poyster(key), Kamal Gray(key), Mark Kelley(b), Pino Palladino(b), ?uestlove(ds), Frank Knucles(perc), Korey Riker(ts, bs), Chris Farr(sax), Matt Cappy(tp), Damon Bryson(sousaphone), Diane Birch(vo), La Marisoul(vo) & the Brent Fischer Orchestra




















































































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