Dave Holland Prismの新作が強烈で燃える!
今回の北京出張の主目的は、現地で開催されるイベントへの出展だったのだが、イベントも無事終了し、ホテルの部屋に帰って本作を聞いた。
このバンドの演奏はすでに私はブート音源で聞いており、その時もすこぶるカッコいいバンドだったと思っていた(記事はこちら)ので、正式なアルバムの発売を心待ちにしていた。そしてついにリリースされたこの音源はまさに期待を裏切らないどころか、それを凌駕する出来だったことに私は嬉しくなってしまった。
このバンドはメンツを見れば、やわな音楽をやるとは思えないが、冒頭の"The Watcher"からいきなりのぶちかましである。Hollandは間もなく67歳になるはずだが、衰えるどころか、これまでよりもさらに激しい音楽をやっていることに驚かされる。ここでの演奏を聞いているとまるでロッカーのようなのだ。これはメンバーによって生み出されたシナジーだと言ってもいいかもしれないが、それにしてもである。これは凄い。正直なところ、初めて聞いた時のインパクトが維持されているし、前述の音源を聞いた時の興奮が蘇ると言うべきだろう。
本作を聞いてハイブラウでスリリングという表現しか思いつかないところに、私のボキャブラリーの貧困さを感じざるを得ないが、本当にそうなのだから仕方ない。私にとっては今年のベスト作候補に入ってくるとさえ思ってしまう充実作である。これは是非ライブを見てみたい。ライブでは1曲あたりの演奏時間も長くなり、さらに燃えること必定である。喜んで星★★★★★としたくなる充実作。
Recorded on August 9 & 10, 2012
Personnel: Dave Holland(b), Kevin Eubanks(g), Craig Taborn(p, key), Eric Harland(ds)
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2012年9月に、中年音楽狂さんのblogで紹介され、どうにか音源を聴くことができ(当時、youtubeでも演奏は聴けた)、ぶっ飛んだ経緯があります。
その時の記事がコレ(https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2012/09/dave-hollandpri.html)
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ええなぁ。
やっぱ、これはさっさと聴きたいよねぇ。
まとめ買いに失敗して、残りの片割れが発売延期で。。。
何時届くのだろう。。もう、がまんできないぞ!
「クソッタレ」
って、気分です。
北京は秋でしたか?
北京といえば、、秋でしょう。。。。
投稿: Suzuck | 2013年9月 9日 (月) 09時24分
こんばんは〜
やっと追いつきました orz...
エンリコ氏のライブにサインに写真に 北京のおいしそぉなお食事に...
いいですね〜♪
お仕事といえ プライベートも充実されていてよいですね(^-^)
投稿: Marlin | 2013年9月 9日 (月) 23時41分
Suzuckさん,こんばんは。我慢は体によくないですよ(笑)。
北京は東京よりは涼しい感じでしたが,東京も戻ってみれば,酷暑は終わってましたね。いずれにしても北京は夜は結構涼しかったです。仕事の後はTシャツ,短パンで過ごした私には,肌寒くさえありました(爆)。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年9月10日 (火) 20時15分
Marlinさん,こんばんは。プライベートはさておき,仕事はきつかったですよ(苦笑)。
ただ,こういう記事をアップしていると,半分遊んでんじゃんみたいに思われてしまうのも事実ですが,ちゃんと仕事はしてまいりました(爆)。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年9月10日 (火) 20時16分
ブート音源を聴かれた際のBlogを拝見して以来リリースを楽しみしていた1枚です。期待も高かったですが、やっぱり良かったですね。私からもTBさせて頂きます。
投稿: 1irvingplace | 2013年9月12日 (木) 02時18分
1irvingplaceさん,こんばんは。TBありがとうございます。
待てば海路の日和あり。ナイスなアルバム,ありがとうと言いたいです。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年9月12日 (木) 22時14分
デイヴ・ホランドのアルバムというとホーンのフロントで、ピアノレス、というのが多いのですが、意表をついた編成で、しかもメンバーがメンバーなので、けっこう硬派なジャズ(時にロックに近くなる)をやってくれていますね。
うれしくなってしまいました。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2013年10月 8日 (火) 06時49分
910さん,続けてこんばんは。こちらもTBありがとうございます。910さんのところにアップされているジャケとちょっと違いますね。なんでですかね?
このバンド,Eubanksが硬派を維持していたのが勝因のひとつでしょう。それにしても,高齢者がこんな音楽をやっていて,大丈夫なんでしょうかなんて余計な世話を焼きたくなりました(爆)。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年10月 9日 (水) 22時28分
これは、教えていただいて速攻音源を聴いて以来、本当に待ち望んだアルバムでした。
Dave Hollandの、これまでと違う編成という興味もさることながら、これほど"ハイブラウでスリリング"な演奏を聴かせてくれるとは!!と狂喜しております。
個人的には、Eric Harlandのドラムと、Kevin Eubanksのギターで、ヤられてる度が高いです。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。
投稿: oza。 | 2013年11月24日 (日) 08時12分
oza。さん,こんばんは。TBありがとうございます。
このアルバムを聞いていると,Dave Hollandという人には「老成」という概念はないように思えます。とことん尖った線を追求する人ですよねぇ。このアルバムはハイブラウでありながら,決して聞きにくいわけではなく,多くの人に対する訴求力を持つように感じます。大したものです。是非今バンドで来日して欲しいものです。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年11月24日 (日) 17時38分