Mike Sternライブ参戦記
私は長年に渡ってのMike Sternのファンである。ワン・パターンと言われようが,何だろうが好きなものは好きなのだ。だが,ライブとなるとMilesとのもの以外では,私はNYCの55Barでしか彼の演奏は見たことがなかった。それは55Barのチャージと国内でのライブ・ハウスのプライシングのギャップがあまりにも大きかったことが主たる要因である。それでファンを名乗れるのかという疑問もあろうが,まぁ人それぞれである。
今回のライブはDave Weckl〜Tom Kennedyという強力なリズム隊ということもあり,遂に彼のバンドのライブ国内初参戦となったが,一般的には結構な数のオーディエンスにとっては,小曽根真との共演がどうなるのかという点に関心があったのではなかろうか?会場のブルーノートには,どう見てもマイキーのファンじゃないよねって感じの小綺麗な着こなしの女性が多かったのも事実である。私は小曽根には大した関心はないが,普通に考えれば相性最高とは思えない組み合わせではある。だから私の関心はマイキーとDaveってことになるが,バンドとしては結構いけてるなぁと思わせる演奏であった。
それは小曽根がHammondに向かった時に顕著であり,ピアノはやっぱり上品過ぎかなと思わせたのも事実である。だが,小曽根がオルガンを弾いて,マイキーがディストーションを踏んだ段階で,そこにはハード・ロック的な感覚が生まれたことは面白い。特に顕著だったのが"KT"(多分)であった。考えてみればDeep Purpleにおいても,Jon Lordが弾いていたのはオルガンなのだ。あの感覚を私は客席で感じていたと言えばおわかり頂けよう。そういう意味では小曽根はオルガンを主にした方がライブとしての熱はもっと上がったはずだが,まぁ,それはよしとしよう。もう一点,小曽根のアイ・コンタクトは見ていて面白かった。これがミュージシャン同志の言葉を必要としないコミュニケーションだなぁなんて思っていた。
マイキーは相変わらずで,膝の動き(笑)含めて,いつも通りのマイキーだったと言ってもよいが,私が驚いてしまったのがDave Wecklが沈着冷静に見えて,その実は強烈なドラミングを「苦もなく」プレイする姿を披露したことである。やっぱり凄いや,Wecklって感じである。Tom Kennedyにもかなりのソロ・スペースが与えられていたが,彼はソロイストとしてよりも,下支えをしっかりした方が光る気がした。まぁ,頑張ってはいたが,ソロについてはやや冗長な感じがして、イマジネーション不足だったと感じる。
そうは言っても総じて楽しめるライブだったことは事実である。マイキーがギターとユニゾンで囁くようなスキャットを聞かせたり,ブルーズを唸ったのには驚いたが,いくつになってもマイキーはマイキーである。ということで,上の写真はマイキーと中年音楽狂のライブ後のショットである。素顔を晒すのは何なのでモザイクをかけたが,アバターと大差ない(爆)。ここでは,CDにサインをもらうとともに,ピックまでせしめたのは昨日報告の通りである。会場にご一緒させて頂いたイタリア・ジャズの女神様がが私の図々しさに驚いていたが,私にとっては普通のこと(笑)。写真は女神様撮影である。いつの間に?であるが,ちょっと嬉しい。ここではサインをもらいながら,55Barの話で盛り上がるという何とも気さくなマイキーだった。"I remember your face."なんて言われたが,それは社交辞令だろうってことで(笑)。でも55Barでもピックをもらったんだよなぁ。一度ならず二度までもってのはさすがに珍しいか。演奏もよかったが,私にとってはこの会話は更に楽しかったと言っておこう。ますますマイキーが好きになった私である。
Live at Blue Note東京 on August 29, 2013 2ndセット
Personnel: Mike Stern(g), 小曽根真(p, org), Tom Kennedy(b), Dave Weckl(ds)

































































































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