やっぱりこのRobert Palmerは最高だ!
"Riptide" Robert Palmer (Island)
Power Stationの活動を経てリリースされた,このRobert Palmerのアルバムを私は長年愛聴している。それはこれまでもそうだし,これからも変わらない。そのぐらい私はこのアルバムが好きなのである。あまりに好きだったので,私はRobert Palmerのライブにも2回行っている。1回目はロンドン出張中のHammersmith Odeon(1988年9月のはず),そして日本でも中野サンプラザに行っている。それが1989年3月のはずである。こんな短いインターバルで行ってしまうところに私のRobert Palmerへの肩入れ具合が感じられる。どちらのライブでも,やっている音楽とは全く釣り合わない感じなのだが,Palmerが粋にスーツを着こなしていたのが強く印象に残っている。
それまでもRobert Palmerと言う人は評価の高い人であったが,一般的なポピュラリティを獲得したのは本作にも収録されている"Addicted to Love"のミュージック・ビデオにもよるところ大の,その曲の大ヒットだったと思う。Power Stationが強力なロックで,それまでのPalmerの音楽からの変化にとまどったリスナーも多いはずだが,私にとっては本作が彼の音楽への入り口だったから,全然問題なしであった。振り返ってみれば,ちょうどCDの普及期にリリースされたこのアルバムを私が買ったのは,当時実習で居住していた茨城県水戸市においてのはずである。それ以来,25年以上,私はこの音楽を何度聞いても飽きることがない。それぐらい,おそらく私の音楽的嗜好にフィットしていたということだろうが,ここで展開されている音楽のハードさとPalmerの声が何とも言えぬ快感を私にもたらすのである。
このアルバムのトーンはTony Thompsonも参加していることもあり,Power Stationのアルバムを引き継いだものではあるが,そっちも結構好きだとしても,私にとってはPalmerと言えばこれである。冒頭の"Riptide"が流れると,いきなりスローな出だしで驚くが,そこからの"Hyperactive"への劇的転換は何度聞いても興奮する。そして"Addicted to Love"だが,これはやはりMTVと完全にリンクしたものではあったし,映像のインパクトが強いのは事実だが,それでも曲もいいから流行ったということには間違いない。
このアルバムの後,PalmerはこうしたHyper路線を続けたが,徐々に失速したのは残念だった。それはアルバムのプロデュースが今イチ感が強くなっていったことによるものと私は考えているが,挙句の果てに2003年には54歳で亡くなってしまったのはあまりにも早過ぎる死だった。だが,本作,更には後追いで聞いたら,全然音楽性は違うが,本作にも勝るとも劣らない"Pride"のような傑作をものにしていたのだから,ちゃんと名は残したと言うべきであろう。
今回,この記事を書くために久しぶりに通しで聞いたが,やっぱりイケているアルバムであった。私にとって非常に思い出深く,心に刻まれた傑作である。星★★★★★。本作をプロデュースしたBernard Edwardsには大いに感謝したい。
Personnel: Robert Palmer(vo, b, g, ds, key), Eddie Martinez(g), Andy Taylor(g), Wally Badarou(key), Jeff Bova(key), Jack Waldman(key), Bernard Edwards(b), Tony Thompson(ds), Donny Wynn(ds), Lenny Pickett(horn), Benny Diggs(vo), Fonzi Thornton(vo), Chaka Khan(vo arr)
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Robert Palmer、いいですよねえ。とにかく歌が上手いし、ダンディーだし、Driveではジャケットでタバコ吸ってるし、過去のジャケットでは色っぽい女性と一緒だし。こういう人は、やはり短く太く生きてしまったほうが良かったんじゃないかと。あと、何故かレゲェ調の曲も多かったですね。バブルな時期のアルマーニ・スーツ、リゾート、女性と酒とタバコで遊び三昧なちょい悪おやじ、というイメージだったと思います。歌はそのイメージを遥かに凌ぐ上手さだったけど。
投稿: カビゴン | 2013年6月17日 (月) 11時00分
カビゴンさん,こんばんは。太く短くか~と思ってしまいました。でも確かにそうだったかも知れません。
私もRobert Palmer並の悪いオヤジを目指します(爆)。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年6月17日 (月) 22時03分
こんばんは!懐かしくて良いです。ロバートパーマー!
そんな彼ももう新作が聞けないと言うのが、寂しいですね!
投稿: takeot | 2013年6月18日 (火) 00時12分
takeotさん,こんばんは。
Robert Palmer,好きでした。特にこのアルバムは何物にも変え難い魅力があると思っています。今,聞いてもカッコいいですもんね。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年6月18日 (火) 19時12分