Geraldo Henrique Bulhõesって誰?と思いつつ,強烈なメンツがバックについている...
"Quaser" Geraldo Henrique Bulhões (自主制作盤?)
リーダーの名前は全然知らないが,Down Beat誌の広告を見ていて目が点になってしまったアルバムである。見よ,このメンツを!これを見て聞きたくないと思う人間はそうはいるまい。それほどのメンツである。クリポタ,Seamus,Adam Rogers,PatitucciにNate Smith,そしてゲストにスコヘンって,一体どういうこと?
しかし,その一方で,リーダーはブラジル出身ということぐらいしかわからないぐらい情報がネット上でもヒットしないのである。どういう縁があれば,これだけのメンツが集められるのだろうか。しかもプロデュースをしたのはAdam Rogersである。このアルバム,不思議なことはCD媒体でも発売されるはずなのだが,ダウンロード音源しか見当たらず,早いところ聞きたい私はダウンロードでの購入となった。そのため,曲ごとのメンツははっきりしない部分があるのだが,ここは耳に頼るしかない。と言ってもそれほどの耳はないが(爆)。
そして流れてくるのはまさしくこのメンツならではの音である。ゲストとリーダー(及びPattitucciもか)を除けば,Smallsに出演しているようなメンツであるから,何らかの共演歴がある中でのこういうアルバムとは思うのだが,いかにもなのである。正直言って曲のクォリティは決して高いとは思わないが,それでもそこで展開されるインプロヴィゼーションには熱くなる瞬間が多い。クリポタもSeamusも思ったほどは激しくやっていない(十分激しい?)が,それでもちゃんと吹いているのは事実。私としてはAdam Rogersがどこで弾いているのかだけがよくわからん。スコヘンは誰が聞いてもスコヘンだろうというフレージングを"Radioactive"で聞かせて笑わせてくれる。ここまで行くと誰のアルバムかわからないし,そうした意味では相当この曲が浮いていると言っても過言ではない。逆にリーダーの個性って何なのよって聞きたくなるのも事実である。
ちなみにタイトル・トラックは全く情報不足の(笑)リーダーのWebサイト(http://geraldohenrique.com/)で聞けるので,まずはお試しの上ってのもオプションであるが,このメンツである。信用を裏切ることはなかったということにしておこう。う~む,それにしても,どうやってこのメンツを...。典型的コンテンポラリー・ジャズのカテゴリーでの初リーダー作に対するご祝儀も含めて星★★★★。
Personnel: Geraldo Henrique Bulhões(g), Chris Potter(ts), Seamus Blake(ts), John Escreet(p, key), Adam Rogers(g), John Patitucci(b), Nate Smith(ds), Scott Henderson(g), Ademir Junior(as)
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