Tony Williams懐かしのL.U.T.S.音源:体調が悪い時に聞く音楽じゃないが...
"Live in Tokyo" Tony Williams(Ghost Town: Bootleg)
週末に体調を崩した。腹が痛くなり,それも胃ではなく,腸のあたりが痛み出した。私は胃腸は結構タフで,腹からは常に何かを消化しているような音が聞こえてくるのがいつものパターンなのだが,そうした音すら全く聞こえてこない。機能停止って感じなのである。その結果かどうかはわからないが,熱も出てきて,全く困った週末を過ごしてしまった。そうした時はもう少しおとなしめの音楽を聞けばいいではないかと思うが,たまたまこの週末に,このCDが米国からデリバリーされてしまったので早速聞いてみた。
音源としては既にブートレッグとしてリリースされているものであり,知っている人にはおなじみの音源である。そもそもはFM音源がソースだと思うが,今はなきLive under the Skyがまだ田園コロシアムで開催されている頃,時は1978年の録音である。私はこの時はまだ高校生だったので現場には行っていないが,FMで聞いたはずである。正直言って,これは完全なロックである。ここで行われた演奏のうち"Open Fire"はTony Williamsのアルバム"Joy of Flying"で公開されていたが,当時の感覚を思い出したくなって,音源がないかなぁとあさっていたらあった,あった。今回,デリバリーされたCDはBrian Augerのサイトで発注したものである。一応プレスCDではあるが,Copyright表示も何もないので,ブートレッグであることには変わりはないだろうが,そんなものをサイトで売ってしまうBrian Augerも凄い(笑)。そもそも録音されたのは7月であって,June 1978と書いてしまうこと自体が相当いい加減だし,"There Comes a Time"を"There Was a Time"と書いてみたり,あるいは"Heads Up"と書くべきものを"Open Fire"としたり...。しかし,はっきり言って,そういったことには目をつぶりつつ,音源が聞ければいいのである(笑)。
この時の演奏はBrian Augerの参加に加え,肝はRonnie Montroseの参加である。当時はRonnie Montroseがインスト・アルバム"Open Fire"をリリースしたタイミングとも重なり,そうした音楽性での活動を拡張しようとしていたと思われる頃だが,それにしてもこのメンツは強烈である。しかもうるさい(爆)。だが,当時のLive under the Skyというイベントの特性とは相容れない部分もあった(後には相当クロス・ボーダー化したが,この当時はそうでもなかったはずである)ため,動員はそれほどでもなかったはずだという記憶がどこかにある。まぁ,それでも明確な意図を持って会場にいたオーディエンスにとってはこれほど燃える演奏はないだろうねぇとも思える熱い演奏である。しかも演奏後半にはジャズ界の千手観音,Billy Cobhamまで加わるのだから更に濃い。
もちろん,こうした演奏がフェスティバル的なものであって,鑑賞音楽としてはどうなのよって考え方もあろうし,確かに後半のドラムス・バトルは冗長だというそしりは免れまいが,固いことは抜きにして,このハードロック的なグルーブに身を委ねたい。この演奏を通しで聞いたのはほぼ35年振りってことになるが,それでも十分面白かった。ブート音源ゆえに星はつけないが,お好きな方はどうぞってことで。何だか最近ブート音源についてばかり書いているなぁ。いかん,いかん。
これから暫くはCotton Clubのライブに向けてFred Herschの予習をしようっと(笑)。体調にもよさそうだし(爆)。
Recorded Live at 田園コロシアム on July 27, 1978
Personnel: Tony Williams(ds, vo), Ronnie Montrose(g), Brian Auger(key), Mario Cipollina(b) with Billy Cobham(ds)
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