出てくる,出てくる,久しく見なかった(?)CD群の中で...
"Boys, Be Ambitious" 井上敬三(domo→AMJ)
今回の引越しを通じて,手持ちのCDを整理する機会に恵まれたと言ってもいいかもしれない。これがなければ,一体どこにあるのかわからないままのCDも結構な数に上るような気がする。これもそんな一枚と言ってもよいかもしれない。
本作はベテラン・フリー奏者,井上敬三を渡辺香津美がプロデュースした作品であるが,永らく廃盤になっていたものが一度だけ再発されたものだが,それももはや廃盤らしい。まぁ,今にして思えば,フリー・ジャズ奏者のアルバムとして構えて聞くと,随分とポップな印象はあるし,当時のニュー・ウェーブ的音づくりと言ってもよいものであるから,ジャズ側のリスナーにとっては物足りず,ロック側のリスナーにとっては何じゃそりゃ?という感じになるようなアルバムという印象を与えたとしてもそれは仕方がないことかもしれない。
だが,今聞いても,そんなに古臭い感じがしないのは認めてもよいだろうし,これはこれでへぇ~って感じのアルバムである。渡辺香津美にまたこういう感じでやってというのは無理かもしれないが,本当にいろいろな音楽を吸収していた人だと感じさせる一枚である。私は確かこのアルバムは中古でゲットしたはずだが,なんで買おうと思ったのかは今となっては定かではない。そうは言っても,このアルバムの存在(あるいは保有していたこと)なんてすっかり忘れていたのだから,今回,久々に発見して,気が向いて聞く気になっただけでも本作にとっては幸福なことであったと言っておこう。評価としては星★★★ぐらいで十分とは思うが。
Recorded in October, 1983 & January, 1984
Personnel:井上敬三(as, cl, vo),渡辺香津美(g, g-synth, b, synth, vo, 琵琶), 橋本一子(p),川端民生(b, effect), 仙波清彦(ds, perc),渡辺智誉(cl),長原滋樹(cl),田中正敏(b-cl)
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