壮絶!パリでのクリポタ〜アリホニのデュオ音源
とある筋から入手した音源があまりに強烈だったので,取り上げられずにはいられない。それはクリポタことChris Potterと,アリホニことAri HoenigのデュオによるパリのSunsideにおけるライブ音源である。
サックスとドラムスのデュオと言えば,私の場合,馬鹿の一つ覚えのように"Interstellar Space"ってことになってしまうが,ここでの演奏は"Interstellar Space"のようなフリーなアプローチに基づくものではない。しかし,展開されているのはまさに凄まじいばかりの鬼のようなクリポタのフレージングと,それを激しく煽りながらヴィヴィッドに反応するアリホニのドラミングである。
音源は1st,2ndをフルに収録しているが,(おそらくは)オーディエンス録音とは思えぬリアルな感覚で思わずウハウハになってしまった私である。特に2ndはさらに音が良くなっていて,細かいニュアンスまで聞き取れるレベルになっているのが凄い。Sunsideと言えば私がDave Liebmanを聞きに行ったライブ・ハウスであるが,あそこの前方に位置すれば,いい音でも録れそうだが,それにしてもこれはよく録音できている。
曲は有名ジャズ・オリジナルが中心であるが,"Airegin"のような曲を変拍子でやってしまうのが彼ららしい。そうした中でも最も強烈だったのが2ndで演奏されるOrnette Coleman作の"Blues Connotation"である。ハイ・スピードで展開されるここでのクリポタの演奏を聞いてしまえば,悶絶すること必至という激烈な演奏と言ってよい。私がこの演奏を生で見ていたら,悶絶を通り越して,死に至っていたのではないかと思わせるほどの強烈さである。
また面白いのが,クリポタがピアノを弾くだけでなく,ピアノとサックスとのユニゾンまで聞かせているところであるが,クリポタ,ピアノも結構まともに弾いているではないか。何でもできるのねぇ。
いずれにしてもこの音源を聞いていて,心底パリのオーディエンスにジェラシーを感じてしまった私である。世の中にはエグい音源があるものだと思わざるをえない。せっかくなので,YouTubeにアップされていたこの演奏の前日の演奏(曲は"The Wheel")の模様(相当無遠慮に撮影されていて笑える)を貼り付けておこう。これだって相当に強烈。ひょえ~~~(笑)。
Recorded Live at Sunside, Paris on August 24, 2011
Personnel: Chris Potter(ts, fl, p), Ari Hoenig(ds)
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わーめちゃくちゃピアノが上手い(笑)! ご紹介ありがとうございますっ
(はぁはぁ)
投稿: rhodia | 2013年2月14日 (木) 00時41分
わたしにも、、もうすぐ、、来るはず。。
って、くりぽたさまは、ご幼少の頃は、ぴあのとぎたあーをお習いになったのだった、、と、ねっとにでておられますがな。。。
>何でもできるのねぇ。
へへへ。。。ヽ(´▽`)/
投稿: Suzuck | 2013年2月14日 (木) 21時01分
rhodiaさん,おはようございます。返事が遅くなりました。
クリポタがピアノを弾くイメージってなかったんで,私もびっくりしました。まぁ,Monk的ですけどね。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年2月15日 (金) 08時39分
Suzuckさん,続けておはようございます。
これを聞いたらSuzuckさんも悶絶確実だと思いますよ(笑)。乞うご期待。
投稿: 中年音楽狂 | 2013年2月15日 (金) 08時41分